今日も気温は低いものの、良く晴れて穏やかな天気。有名どころはどこも混んでそうなので、今年も元日はマイナー狙い。ということで、タクシーに乗って将軍塚へ。夜景で有名な場所だけど、来るのは初めてだったりする。かつてはバス路線が走っていたらいいが、現在は車か徒歩でしかアクセス出来ないからね。駐車場の先の展望台まで行くと、京都市街地を見渡すことが出来るが、手前の木々に隠されている部分も多い。なお「将軍塚」というとこの展望台を指すことが多いが、本来は青蓮院の将軍塚大日堂の中にある塚のこと。枯山水も有名らしいが、なんと本日から改装工事のため拝観休止とのこと。
山道を下って帰りも三条通に出て、市内中心部にある六角堂前で車を降りる。「六角通」の名前の由来となっているが、本堂の形に因んだ通称で、正式には「頂法寺」である。後から調べると「池坊」の発祥の地でもあるのだとか。前回訪れたのは確か十五年前くらいだったかな。本堂の形を確認するように境内を一周してから、すぐ近くのビルで営業していたスタバに入って、早めの昼食ということでサンドイッチとカフェラテ。所謂一つのスタバ初め!?
昼からは地下鉄で移動。京都市役所前で京阪京津線直通に乗り換えて浜大津に向かう。そういえば東西線開業後に、浜大津まで来るのは初めてだったっけ。上栄町から先は併用区間が残っていて、特例で4両編成の列車が道路を走るのは、乗っていても凄く感じる。浜大津から先の石山坂本線は、PiTaPaは使えてもスルッとKANSAIが使えない~ということを車内で知ったので、降りた駅で現金精算して証明書を貰うことになるのかと思っていたら、浜大津駅のホームに専用精算機があるのだね。パトカーをモチーフにした外観の列車に乗り継ぎ、終点の石山寺で下車。
駅から寺までは歩いて15分くらい。午後はずっと日陰になっているので、歩いていても結構寒い。拝観券窓口が閉まっていたので直接入口に行ったら、3が日は無料とのことだった。東大門から真っ直ぐ進み、階段を登った先には寺の名前の由来となった硅灰岩が並んでいる。そこから参拝客の列に並んで本堂に進み、多宝塔、御影堂を経由して麓に降りる。境内は広く、暖かい季節なら一周してみたくなるところだが、すっかり冷えきってしまったので、門前からタクシーに乗って浜大津に移動。そういえば紫式部縁の場所はどこになるのだろう、と後から調べたところ、本堂に「紫式部の間」があったことを知る。混雑していたので全然気が付かなかった。
湖畔のホテルの喫茶室で休憩してから、京都に戻る。夜は初ワインということで、Le Haut-Médoc de Giscours(ACオーメドック)の2008。メルロー比率が高い5年ものだと、開けてからわりとすぐ飲んでも渋さは殆ど感じない。