1999/11/07(日)

うーやっぱり調子が悪い。でもずっと寝込む程悪くはなかったし、折角の週末ということで、まずはレディング駅にバスで出よう―と思ったら平日毎時8本の停留所なのに、日曜日はなんと毎時1本! 仕方がないので歩いて駅まで出て、ロンドンゆきの列車(DL牽引)に出る。郊外線の駅には改札はなく、イタリアと違って駅で切符に刻印する必要はなかったが、車内検札はここでも厳しいようだ。車内は暖房がなかったので辛かった。

パディントン駅から地下鉄(アンダーグラウンド)に乗り換え、バッキンガム宮殿を目指す。地下鉄がチューブの愛称を持つことは知っていたが、チューブ型のトンネルは内径がかなり小さく、車体も小型で上部がトンネル形状に合わせて狭まっていた。

観光シーズンが終わったせいか、はたまた衛兵交替儀式の日ではなかったせいか、宮殿前の広場には思ったほど観光客はいなかった。宮殿には国旗がはためいていたので、女王陛下はご在宅中(^_^)

テムズ川を目指して歩き、国会議事堂には正午前に到着。そしてビッグベンの鐘を、と思ったら拍子抜けするくらいシンプルな合図だった。今朝方レディングを出る前に教会前で聞いたのが、何種類もの鐘がそれぞれ独立したメロディーを奏でながら織りなす豪華で壮大なものだっただけに、なおさらである。

ウェストミンスター寺院に行ったら、ガイドブックの記述とは異なり、日曜は入れないとのこと。外観だけ写真におさめてから地下鉄の駅に行くと「今日はストのため当駅は閉鎖中」とのこと。仕方なく隣の駅までとぼとぼ歩くハメに。

パディントン駅に戻ったところでかなり疲れていたので、軽く昼食を摂ってからレディングに戻る。ありゃ、今夜も花火があがってら.....

栗本薫「闇の中の怨霊(グインサーガ44)」(ハヤカワ文庫JA)読了