1999/11/18(木)

レディング駅までバスで出て、ヒースロー空港ゆきのバスに乗る。チェックインまで時間があったので、土産物ショッピング。

イギリスに来たのにまだスコーンを食していなかったので、搭乗前にティータイム。そういや結局フィッシュ&チップスやローストビーフは食べず終いだったな。

荷物の積み込みに手間取ったりエンジンの不調で離陸が1時間ほど遅れる。機内でNHKニュースの録画を流していたが、トップが流星群だった。日本ではあいにくの曇り空で、全国的にほとんど観測出来なかったのに対して、ヨーロッパでは絶好の観測状況だったとか。すっかり忘れてたし、覚えてたところで体調が悪いので夜更かし出来なかったのだが、昨夜あたりの夢でおびただしい数の流れ星をみていたことを思い出した。1月近くも流星群のことなんて一度も思い出さなかったというのに、ちょうどそのあたりの日に流星群の夢を見るなんて。以前、見たことや聞いたことは脳のどこかに必ず全部記憶されていて、「忘れる」というのは記憶している場所へのアクセスルートが失われるだけにすぎない、と聞いたことがある。何かの拍子にアクセスが復活すれば「思い出す」ことになるということらしいが、夢の中で「流星群」「帰国前」という情報が結びついたのだろうか。

栗本薫「美しき虜囚(グインサーガ46)」(ハヤカワ文庫JA)読了