2000/07/20(木)

新聞やテレビで度々“ヒマワリでの町おこし”が報道されていた南光町(兵庫県佐用郡)を訪れるべく、午前9時発の新快速に乗る。姫路から山陽線三原ゆきに乗り換え、上郡からは智頭急行で佐用へ。冷房のない待合室で40分待ってから、日に4往復だけのバスに乗る。途中までは難なく走ったが、南光町に入ってから渋滞に巻き込まれた。ヒマワリ畑に近くなったところで、歩いた方が早いと降りた人達もいたが、荷物が重かったので目的地の福祉センターまで乗ることにした。遅れは大体30分くらいだった。

事前に入手した開花情報の通り、ほぼ満開のヒマワリ畑! それもかなりの本数。少し曇りがちで、青空を背景にした写真は撮れなかったが、暑さが少しでも和らいでくれたので有難かったかも。

さすがに度々報道されるだけあって、かなりの規模だった。実は3年ほど前に同じ兵庫県下で、花の名所案内で知ったヒマワリ畑を尋ねてみたのだが、比較的小さな畑で、あいにくと“サンリッチ・レモン”というレモンイエローの品種しか咲いていなくて残念だったことがあった。しかもバスが走っていなかったため、タクシーで往復せざるを得なかったのである。今回は通常の色のヒマワリが、予想以上の規模で咲いていたので圧巻だった。

ヒマワリというと、ソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」に出てくる、ロシアのヒマワリ畑がとても強く印象に残っている。畑の一画に様々な品種の見本があり、その中の一つが「ロシアヒマワリ」だったのでなんだか懐かしさを覚えた。フィルムはカメラに入っていたネガの残りと、リバーサルを2本持っていったが、途中のヒマワリ迷路の中で使い切ったので、後は鑑賞に専念~しようと思ったら遠雷が..... 傘を持っていなかったので、気もそぞろに引き上げて、最寄りの播磨徳久駅まで徒歩。予定より1時間半も早く到着したので、もしかしたら一本前の列車に―というのは甘すぎる期待で、丁度出た直後だった。

ホームのベンチで待つこと1時間以上。途中雨がぱらついた、と思ったら1分足らずでやんでしまった。ようやく乗った列車の中で、やはり熟睡してしまった。朝起きてからほとんど食べていなかったので、姫路で途中下車して早めの夕食。新快速で大阪に戻る。