2002/10/05(土)

突発性茶会。紅茶の美味しいお店は、料理も美味しかった(^o^) 2軒目ではベトナム式コーヒー&蓮茶(セン茶)初体験。

お茶の「銘柄」には色々あっても、実は相互に独立事象ではない場合もあったりする。「ダージリン」「セイロン」「アッサム」というのは産地の名前だけれども、「オレンジペコ」は部位名で、枝先から数えて2番目の葉までを使ったという意味。だから産地によって「セイロン・オレンジペコ」も「ダージリン・オレンジペコ」も十分アリ。フレーバーティーは「アップル」「ジャスミン」など原料名をそのまま出す場合が普通だけれども、ベルガモットで風味付けした場合は「アールグレイ」と呼ぶ。そしてこれをダージリン産の茶葉で作った「ダージリン・アールグレイ」というのも実在する。さらに「紅茶」「緑茶」というのは製法ひいては発酵度の違いを表すので(無発酵の緑茶から後発酵の黒茶まで、緑白黄青紅黒と色で表す)、同じ原料茶葉から発酵度の違う茶葉を作ることも可能である。たとえばダージリン産の茶葉からは紅茶を作るのが普通だけれども、「ダージリン」の緑茶や青茶(烏龍茶)というのも実在するし、通常は紅茶で作る「アールグレイ」の緑茶版というのも実在する。

以上を纏めると、ダージリン産の原料茶葉の枝先から2番目までを使って緑茶を作りベルガモットで風味付けをしたら、「グリーン・ダージリン・オレンジペコ・アールグレイ」というのも理論上は可能ということなのである(笑)