2003/03/29(土)

“近くて遠いシリーズ”第4弾は信楽高原鐵道。ということで大阪から新快速に乗り、草津から草津線貴生川で下車。一旦改札を出て切符を買い直そうと思ったら、信楽高原鐵道利用者は「乗車証明書」を取るようにとの掲示。でも証明書発行機が見当たらない。改札で訊いてみたら3メートル離れた反対側の壁に設置されていた...

旧国鉄信楽線時代に2度乗車していても、第3セクター化されたので再乗車の対象に。3セク化後に駅が2つ開業しているものの、起点の貴生川以外の4駅は、全て西半分に偏在。途中は相変わらず人家もほとんどなく、山林の中を登り続ける。ほぼ中間点にあるのが小野谷信号場跡。正面衝突事故以来閉鎖されたままなので、今でも行き違いなしのピストン運転のみ。終点の信楽駅舎には、事故を風化させないために、事故車両の歪んだヘッドマークや運転台ユニットなどを展示。

信楽といえば言わずと知れた焼き物の町。看板では“陶都”と名乗っていた。町を歩けば陶器の販売店が並び、店先にはずらりとおタヌキ様が(^o^) 前回来たのは高校生の時で、文化会館を見学したのみだったので、今回は登り窯でも見に行こうかな~と思ったら結構遠そうだったのでパス(^^; 20年前にも見た巨大タヌキは健在だった:-)

貴生川まで引き返してホームで草津線を待つ。うー結構というかかなり寒い。ようやくやって来た列車は東海道線直通の京都行き。逆向きだったら直通列車専用連絡線の高架橋を渡れたのにね。車内アナウンスによると、京都以遠には後の新快速が先着とのこと。うーむ、山科はどうなのだろうか。どこで抜かれるのかなぁ。とりあえず草津では階段を上り下りしなければ乗り換えられないので、そのまま乗車。石山では同じホームの反対側になるので、乗り換え決行。果たして山科の手前で追い抜いたので、ぎりぎり先着。あるいは京都ゆきが草津線内の遅れを引きずっていなければ、京都手前まで逃げ切れていたのかも。

山科での乗り換えは地上の京阪京津線の方が便利なのだけれど、運賃節約のため奥深い地下鉄ホームへ。三条京阪から京阪鴨東線で出町柳へ。ここから一駅の元田中までの乗車だから、運賃節約という意味では、三条ではスルッとKANSAIで入場せずに、連絡切符を買っておくべきだった。まだまだツメが甘いかな(^^;

元田中駅前の店で同窓会。すごく久しぶりの出席だったけれど、やっぱり皆変わってないなぁ。おや、店には湯川先生と福井先生の写真が。2次会はパスして帰宅。

アーシュラ・ル・グイン「アースシーの風(ゲド戦記V)」読了
死ぬことと生きること。異文化と異種族と。なお「帰還」と本書との間に位置する物語はハヤカワ文庫FT「伝説は永遠に3」に収録済み。