2004/10/30(土)

朝一番のバスで羽田入り。勢いで一つ前の便のスーパーシートに空席待ちを掛けてしまったが、ドアクローズ後もまだ空席があったのでびっくり。羽田空港混雑で離陸が遅れた上、向かい風で到着もだいぶ遅れるとのことだったが、元々の予約は次の便だったのだし、スーパーシートだから飛行時間が延びた方が得したような気分になれるし(笑)

昼前に那覇空港に到着。次の高速バスまで時間があったので、通常なら昼食を取るところだが、機内食と路線限定サービスのアイスクリームを食べたところだったので、ターミナルビル内で時間つぶし。「マイカーではなく徒歩と電車やバスで旅する人のため」という謳い文句のガイドブックを購入したが、バスが不便な場所では「車で何分」となっている。う~みゅ、もしかして“マイカーではなく”というのが最重要ポイントだったってことかいな。よく見ると確かに「バスとレンタカーの旅」と書いてあるし.....

名護市役所

高速バスで本島北部に向かう。主要インターチェンジでは一旦料金所を出て、路線バス専用Uターン道路に設けられたバス停に立ち寄ってから、再び高速道路に戻るという独特の運行形態。高速を終点まで走って、2時間弱で名護市街地へ。市役所前で下車して、非常に風通しの良さそうなデザインの建物をとくと見学。各所に据えられたシーサーも印象的で、藤棚ならぬブーゲンビリア棚も花盛り。今週末の関東は天気が良くないらしいが、沖縄は非常に良い天気で暑いくらいである。

ヒンプンガジュマル

市の中心部を通り抜けると、東側の入り口を守るようにして立つのがヒンプンガジュマル。その名は伝統的家屋の門の内側にある衝立(ヒンプン)に由来する。ここから川沿いに歩くと、名護城(ナングシク)跡の入り口。急な階段を上り詰めると御嶽(ウタキ)らしき建物があったが、城跡という感じではない。とりあえず市街地の見晴らしは良い。さっきから聞こえているのは何の音かと思ったら、どうやら蝉の声だったらしい。本土の蝉の鳴き声と違うのですぐには分からなかった。少し戻って車道に出ると、案内図と看板があった。う~ん、徒歩で訪れる観光客というのは想定外ってことだったのかいな(-_-) 気を取り直して案内の通りに進むと、城(グスク)があった高台に辿り着いた。建物などは何も残っていなくて、ただ鬱蒼とした木々に囲まれた広場に降り注ぐ蝉時雨。

市街地に戻って早めの夕食は、刺身とジューシーがセットになった、ソーキそばの定食。平たい手打ち麺が特色の店だった。次の路線バスまで時間があったので、地図で見付けた名護博物館を見学。街を出て西に向かう頃には日も暮れ始め、本部(もとぶ)に着いた時には暗くなっていた。バス停からすぐのリゾートホテルに宿泊。