2006/10/31(火)

いつもより遅めの出発でも、直前まで追い込みが続いていたせいもあって、結局いつものようにバスターミナルまで小走りで、発車3分前の成田ゆきのバスに乗り込む。観光シーズンではない平日の昼過ぎだと、成田空港でもこんなに空いているんだね。

出発の案内は定刻通り。上空でベルト着用サインが消えた後、機内サービスが始まってから暫くすると、ベルト着用サインが再点灯。おや?と思う間もなく、いきなり落下感があったのには驚いた。高度の関係で国内線よりは揺れにくいと聞いたことがあったけど、水平飛行中の国際線でも揺れる時は揺れるんだね。2度目の落下感があって、暫く揺れ続けた後は、ずっと安定した飛行になった。食事の後に少し眠った後は、スライドの原稿を見ながら頭の中で発表の練習。

サンフランシスコ空港

気流の関係で定刻よりも1時間近く遅れてサンフランシスコ国際空港(San Fransisco International Airport)に到着。まずは入国審査となる訳だけど、到着便が重なったのか、それぞれの窓口に十数名の列が出来ている。以前から行っている入国目的等の質問に加えて、左右の人差し指の指紋採取と顔写真の撮影を行っているものだから、列はなかなか進まない。ようやく自分の番が回って来てターンテーブルに進んだ時には、30分以上が経過していたので、荷物が出て来るのを待つ必要はなかった。税関を通り、国内線ターミナルに移動する。

乗り継ぎ便が離陸する前には眠りに落ちたものの、離陸時に目が覚める。眼下にサンフランシスコ市街地を眺めながら上昇し、カスケード山脈(Cascade Range)沿いに北を目指す。地表は時々雲に隠されたりしたが、クレーターレーク(Crater Lake)は確認することが出来た。冠雪した成層火山が次々と現れ、3年前にシアトルから見たレーニエ山(Mount Rainier)が見えたところで旋回して着陸態勢に入る。黄色や赤に色付いた木々を眺めながら、オレゴン州(Oregon State)のポートランド国際空港(Portland International Airport)に到着。

MAX Light Rail

空港から市内まではMAX Light Railで移動。所要時間は40分で、運賃はたったの2ドル。ウィラメット川(Willamette River)を渡って市街中心部(Downtown)に入り、宿の最寄り駅で下車してチェックイン。長期予報によると最低気温は7℃くらいだったので、薄手のセーターしか持って来なかったのに、今日と明日の最低気温は0℃前後との情報。防寒着を現地調達することも検討したけれど、明日の午後からはずっと天気が良くないため気温は下がらないらしい。つまりは放射冷却ということで、今夜と明日の朝だけ重ね着で乗り切れば、わざわざ荷物を増やす必要もないことになる。ということで、あまり遅くならないうちに宿の近くの店(ハロウィーン仕様)で夕食を取ってから、さっさと宿に引き上げる。