開店直後のヨドバシに行って、貯めたポイントをはたいてiPod touchを入手。ケースが非常にコンパクトだったのには驚いたが、CD-ROMや詳細なマニュアルが付属している訳ではないので、当然といえば当然なのか。専用ケースは沢山の種類があったけれど、とりあえずシリコンケースやネックストラップがセットになった物を買っておく。
駅構内で散髪を済ませてから、目黒に移動して東京都庭園美術館へ。旧朝香宮邸の建物を利用した美術館で、庭園も公開しているのでこの名前となっているようである。庭園のみの入場だと200円だけれど、折角なので館内の特別展「エカテリーナ2世の四大ディナーセット」を鑑賞。アール・デコを基調とした洋館の部屋に宮廷食器は似つかわしく、個別展示の他にもセットの一部をテーブルの上に並べていた。屋外の庭園は洋風と和風を組み合わせたもので、バラやツツジが少し咲いていた。ここで早速買ったばかりのEOS Kiss X3の出番である。EOS Kiss Digital(初代)を使い始めてから5年以上、センサへのゴミの付着が頻繁に起こるようになって、最近はすっかりコンパクトデジカメしか使わなくなってしまったため、8ヶ月ぶりの一眼レフということになる。5代目ともなると微妙に違う操作方法に戸惑いつつも、暫くすると撮影にも慣れてくる。レンズに手ブレ補正機能が付いている上、感度も自動で切り替わるので、少々暗い環境でも平気になっている。画素数は倍以上になっているのだけれど、とりあえずディスク容量を考えて以前と同じくらいに設定してある。昼は美術館入り口にある「Cafe 茶洒 kanetanaka」で、筍ご飯と炸醤麺のセットを注文。
食後は隣接の自然教育園へ。ここも科学博物館付属なので、筑波実験植物園用に購入した「リピーターズパス」が使える。てゆーか「リピーターズパス」が使える他の施設として、その存在を初めて知ったのだったりする。ここは豪族の館に始まり大名屋敷、火薬庫から御料地と変遷した場所で、豊かな自然が残されているため天然記念物に指定されている。通常の庭園とは異なり自然には手を加えない方針なので、現在は雑木林から極相林へと遷移しつつある本格的な森林となっている。周囲の高層ビルは鬱蒼と茂る木々に隠されているので、高低差がある園内の道を進んでいると、まるで山歩きしているような気分になる。入口近くの路傍植物園には花が少なかったが、武蔵野植物公園にはハナミズキやクサノオウ、水生植物園にはノハナショウブやアイイロニワゼキショウなどが咲いていた。結構見応えと歩き応え(?)があったので、リピーターズパスを更新したら違う季節にも来てみようかな。その前に上野の本館の常設展にも行ってみないと。
「青山ティーファクトリー」で休憩してから、銀座に移動。楽器店で巻物鍵盤を試してみたが、通常のピアノとは音が出るタイミングが随分異なるようである。構造が根本的に違うので仕方がないとはいえ、残念ながらピアノの経験があればすぐに弾けるという訳ではなさそうである。その後は林檎屋と大型書店に立ち寄ってから、夕方の用事を済ませて帰宅。