2009/10/04(日)

ミズアオイ

今日だけは天気が良いようなので、午後から一眼レフを持って「絶滅危惧植物展」開催中の筑波実験植物園に出掛ける。リピーターズパスを買って入園し、まずは中央公園のミズアオイを鑑賞。ハナシノブのような青紫の清楚な花を咲かせる水生植物は、レッドデータブックの絶滅危惧種(II類)。近縁のホテイアオイが外来種として猛威をふるっているのとは対照的である。絶滅危惧種(IA類)である隣のコシガヤホシクサは、事前情報では開花中となっていたが、どうやら花は終わりかけだったようだ。手前2つの温室経由で奥の熱帯雨林温室に行くと、1階の一部を公開していた。隣の研修展示館に移動して、絶滅危惧種に関する解説と実物を見学。ツルウリクサやマツムラソウが開花中だったが、青紫のツルウリクサは園芸植物のトレニアと同じ属だったんだね。続いて屋外区画を回ったが、目立つ花はあまり多くなかったものの、新設の「筑波山の植物」の区画ではキバナアキギリやシロヨメナ、ツクバトリカブトなどが咲いていた。

バスで駅前に戻ってスーパーで買い物をしてから、帰宅してラタトゥーユを作る。今夜のワインはフランスの空港で買ったブルゴーニュの赤。ブルゴーニュはボルドーと違って、AOC(原産地呼称統制)名称がワイン名として大きく表示されるだけでなく、AOCには地域名、地区名、村名に加えて畑名もあったりする。しかもボルドーでさえようやくAOC名称を大雑把に把握出来るようになったばかりだというのに、馴染みのないブルゴーニュだと地区名すら知らないので、ラベルに記載されていた"Premier Cru"を頼りに値段を見て選んだだけである。"Nuis St. Georges"というのが村名AOCで、"Domaine Faiveley"が生産者名、"Clos de la Marechale"が畑名になるのかな。以前飲んだブルゴーニュ・ルージュ(地域名AOC)に比べると、確かに力強さを感じて余韻も長めで香りも感じたが、ボルドーの格付けワイン程の強い香りはなかった。生産年(ヴィンテージ)は2000年だから若すぎるということもないはずだから、香り高さを期待するなら違う地区のを選ぶべきなのか、あるいはもっと高いワインを選ぶべきなのか。とりあえずブルゴーニュの入門書を買うところから始めた方がいいのかな。

寝る前にようやく白銀週間の写真の整理が完了。「写真館」の更新が旅行前から滞ったままだけど、その前に「日記」の方をなんとかしなくては。