目覚ましを掛けなくても早く目が覚めてしまったので、9時に上野に着くように出掛けて開館直後の国立科学博物館へ。リピーターズパスを持っていると入場券の窓口に並ばずに済むのは前回学習済みだったが、今日は窓口よりも入口前の方に行列が出来ていた。夏休み最後の週末ということで、「大哺乳類展 海のなかまたち」は早くから大盛況だが、開催期間が7~9月なので何時来てもあまり変わらないのだろう。海洋哺乳類はクジラ、アシカ、ジュゴン類の3系統のみで、「陸のなかまたち」に比べれば種類こそ少ないものの、クジラ類の大きさと生態の不思議はそれだけでも見応えがある。シロナガスクジラの巨大な骨格複製は、頭部が観客の目の高さから始まっているので、屋外の常設模型よりも一段と迫力がある。この口なら自分の体が余裕で入りそう(^o^;) 次のコーナーではアシカ、ジュゴン類に混じって、ラッコやホッキョクグマの剥製も。そういえば彼らも海の仲間に入るんだね。
予想よりも早く見学を終えたので、炎天下の上野公園を横切って芸大美術館に移動して、「シャガール展 ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」を鑑賞。年代順に並んだ作品を見ながら画家の生い立ちも今回初めて知ることになるが、97歳まで長生きしていたんだね。暗い背景の幻想的な絵は、故郷の街並みや風習、慣用句などの影響があるとのこと。そして今回の見所は、ニューヨークのメトロポリタン劇場のこけら落とし公演「魔笛」の舞台美術デザイン集。40年前のことだからカラー映像は出回っていないのだろうけど、さぞや色鮮やかな舞台だったのだろうな。
早めの昼食は日本橋三越の「フォートナム・メイソン」で。先週に続いてアフタヌーンティーにしようかと思いつつ、インドネシア風カレーのセットを注文。茶葉を買い込んでから、銀座に出て林檎屋と本屋に立ち寄る。用事を済ませて有楽町からJRに乗ったら、ちょうどTXの快速に間に合う時間だった。そして家に帰ってから思い出す。そういえば、追加でユーロを購入しようかと考えていたことを。まぁ、いくら円高だといって、あまり両替し過ぎると今度は円が足らなくなるから、忘れてしまって丁度良かったということにしておこう。