2010/10/10(日)

石舞台古墳

阿部野橋から吉野ゆき急行に乗って、橿原神宮前の2つ先の飛鳥で下車。駅前からバスやレンタサイクルという手段もあるけど、のんびりと散策することに。空は曇っているけれど、これから回復傾向のようだし。「猿石」と呼ばれる4体の石像や、元は一つの古墳の石室だった「鬼の雪隠」「鬼の俎」を見てから、聖徳太子生誕地と言われる橘寺と、そのすぐ北側にある川原寺跡を訪れる。さすがに二十数年ぶりともなると、この辺りの記憶はあるようなないような。明日香村役場の近くから飛鳥川に沿って、飛鳥観光のハイライトである石舞台古墳へ。元から石を積み上げたモニュメントだった訳でなく、盛り土がなくなったため今のような形になったということを今回初めて知る。少し込んでいたけれど、玄室内部も見学しておく。

飛鳥岡寺

ここにきて雲行きが怪しくなってきたけれど、峠を越えて岡寺に向かう。参道はかなり急勾配で、ようやく山門に辿り着いたと思ったら本堂までさらに階段が続く。本堂の中にいる時に雨が降り出したが、すぐに止んだので奥の院から三重塔に回って麓に降りる。天候はまだ不安定なようだったけど、折角ここまで来たのだからと酒船石にも立ち寄る。表面に皿状の窪みと溝が掘られていて、酒や薬を造る道具とも言われてりうが、正確な用途は不明。マイクロリアクターを連想する形であるが、サイズはかなり大きい。すぐ近くに十年前に発見されたばかりの亀形石を見に行ったら、再び雨が降り出したので傘を差したが、またしても程なく止む。帰りは岡寺駅に出た方が早かったのかもしれないけれど、イラストマップがあまり正確ではなさそうだったので、確実な道を通って飛鳥駅に戻る。