2011/01/02(日)

東大寺大仏

今日はずっと曇りの予報で雨も降らなさそうなので、近鉄特急に乗って奈良に出る。東大寺に向かう途中、興福寺の国宝館に立ち寄る。昨年改装したばかりで、5年前に訪れた時とは印象がかなり異なり、阿修羅像などがより近くで見られるようになっていた。奈良国立博物館の前を通って東大寺に向かったが、入口に着いてからも大仏殿(金堂)まで思ったよりも距離があった。盧舎那仏坐像と対面するのは4半世紀ぶりだけど、先日東京国立博物館の大仏展に行ったところなので、蓮弁や光背などもよく見ておく。東大寺には二月堂や法華堂(三月堂)など他にも著名な建物があるが、多分行ったことがあるはずだし今回はパスして近鉄奈良に戻って、駅前の店で昼食を取る。

薬師寺

午後は奈良でまだ行っていない所ということで、西大寺で橿原線に乗り換えて西ノ京で下車。薬師寺は駅から歩いてすぐだったが、北側の通用口のような場所から入ることになるので、伽藍のある境内の中心まで少し歩く。金堂、大講堂、西塔など朱塗りが鮮やかな建物が並び、日本の仏教建築としては意外な感じがするが、創建当時の姿を復元したものである。唯一奈良時代に遡る東塔は風雪に耐えた色となっているが、これから長期の解体修理に入るとのこと。本尊薬師三尊像、弥勒三尊が安置された金堂、大講堂に入った後、境内の北にある三蔵法師を祀った玄奘三蔵院も訪れ、平山郁夫画の「大唐西域壁画」を鑑賞。

続いて近くの唐招提寺にも~と歩いて行ったら、結構な距離があったりする。金堂、講堂や経蔵など奈良時代の建物が多く残り、いずれも国宝に指定されている。今日だけで建物と仏像を合わせて、国宝を50以上を目にしたことになるのだろうか。そういえば鑑真上人の像は唐招提寺にあるのじゃなかったっけと後から調べたところ、鑑真和上坐像は御影堂に安置されていて、年に一度、6月の3日間のみ公開されるとのこと。帰りはちょうど特急が来たので、そのまま京都に戻る。