2012/06/16(土)

国立西洋美術館

つくばエクスププレスで秋葉原に出て、JRに乗り換える。田端方面に行く時も、うっかりするといつもの癖で品川方面のホームに上がってしまうこともあるが、今日は間違えずに1~2番線へ。上野で下車して、公園口から国立西洋美術館に行ってみると、開館30分前の雨の中でも既に行列が出来ていた。開館時国直前に列が動き始め、チケットを持っていたのでそのまま「ベルリン国立美術館展」会場に直行。最初は入口付近の展示から順番に見ようとしたが、足早に奥の部屋に向かう人が半分くらいいたので、やっぱりショートカットして「第4章 17世紀」の部屋に向かう。てゆーか、案内図でも「フェルメール」だけ特別な印があるし。というわけで「真珠の首飾りの少女」と対面。さすがに一番の人集りが出来ていたが、朝早いので暫く待てば最前列でとくと眺めることが出来る。といっても後から後から人が集まって来るので、数分後に一旦離れて他の区画を見学してから、空いている頃を見計らって再び対面。というのを繰り返して、違う場所に着目しながら合計3回鑑賞する。フロアが変わるところで後戻りを止め、一通り鑑賞してから外に出ると、行列は見当たらなかったので少し拍子抜け。

続いて国立博物館の前に行ってみると、特別展は5分待ち表示だったので、リピーターズパスを購入してから列に並び、入口で差額を精算して「インカ帝国展」へ。確かに入場するまでの待ち時間は5分くらいだったけど、会場内は大混雑で殆ど前に進まない。展示は順番通りに観なくてもいいとのアナウンスがしきりに流れるが、他の展示を先に見て戻って来たところで空いていることは到底期待出来そうにないので、パスする気がないならじっと並ぶしかない~ということで、のろのろとしか進まない列に乗って、インカ文化の様々な品を順に見て行く。途中からは普通の混雑となり、最後は3D眼鏡を掛けてマチュピチュの映像体験。いつかは現地に行ってみたいけど、欧州に比べても南米はあまりにも遠い。今度は外に出ると行列は30分待ちになっていた。

DPZ公開編集部

館内のレストランは待ち客で溢れていたので、地下鉄で外苑前に移動して、久しぶりに「青山ティーファクトリー」で昼食。名物のワッフルを食べたくなるところだけど、現在節制期間中につきホットサンドイッチのセットを注文。食後は雨が上がっていたので、そのまま渋谷駅まで歩く。大体の記憶で歩いて宮益坂から駅前広場に出たけれど、あれっ、ヒカリエは? と探すと独特の形のビルはすぐに見付かったが、そこから連絡通路に出るまで少し迷ってしまった。ようやく2階から入り、エスカレーターを乗継いで8階へ。デイリーポータルZの公開編集部は、ガラス張りの部屋なので程なく見付かったけど、ユースト中継中で、訪問客で混雑していたので、外から眺めただけで下の階に降りる。

フェルメールセンター

銀座に出て書店に立ち寄ってから、父の日イベント開催中の「茶・銀座」で、2階と3階をハシゴ。そして今日の第2の目的である「フェルメールセンター銀座の夜間特別鑑賞。前回気が付いた時は売り切れだったので、今回は早めに予約したのだけど、今日は雨のせいか当日券もあったりする。とまれ100名限定で、ゆったり鑑賞出来るのは嬉しい。音声ガイドとワンドリンク付きで、ドリンクの代わりに昼間の鑑賞券も選択可能だったけど、折角なのでスパークリングワインにしておく。フェルメールは似たようなモチーフで、いろいろ異なる絵が多いので、何度も行ったり来たりしながら見比べる、という贅沢が出来るのも少人数制ならではのこと。気が付いたあっという間に2時間が経過していたので、下のフロアの展示を見学してから売店経由で外に出る。

すっかり遅くなった夕食は、有楽町駅近くのベトナム料理の店で、フォーと春巻きのセット。帰りはちょうど秋葉原発の快速に間に合う時間となった。