2015/04/12(日)

北千住から千代田線に乗り換えたら、西日暮里の手前で山手線・京浜東北線が運転を見合わせているとのアナウンス。到着直前の追加情報では、運転再開見込が6時間後と、かなり先になっていた。最初の部分を聞き逃したので何があったか分からないけど、とりあえず午後からの移動も地下鉄にしておこう。

国立新美術館

乃木坂で降りて開館前の国立新美術館に行こうとしたら、どうやら違う出口を通ってしまったらしく、表を少し遠回りすることになってしまったが、建物を外からちゃんと眺めるのはこれが初めてになるのかな。正面入り口から中に入って、荷物をロッカーに預けてから、企画展示室の前の列に並ぶ。予定時刻より少し早く列は動き始め、「ルーヴル美術 館展/日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」の会場に入る。目当ては勿論フェルメールの「天文学者」で、脇目も振らず真っ先に展示室を目指す。ここでもやはり特別扱いで、仕切りを設けて再前方は“立止り禁止エリ ア”となっていたが、まだ早いうちだと“立止り可能エリア”も少し待てばすぐ前方に行くことが出来た。6年ぶりの対面となったが、現地ではなかったはずの保護ガラスのせいで、絵がくすんだよう に見えたのがちと残念。最初の展示室に戻ると、既に大混雑となっていたので、古代の品々を遠くから眺めるだけにして、第2室以降の絵画を順に鑑賞。途中、何度か「天文学者」の前に戻りつつ、一通り作品を眺めてから外に出る。

大手町で半蔵門線に乗り換えて、三越新館の「フォートナム・メイソン」で早めの昼食。茶葉のストックは十分にあったし、ティーバッグの品揃えに変化がなかったため、今回は買い物をせずに食事だけにしておく。食後は近くの店で散髪を済ませてから、銀座線で上野に移動。相変わらず山手線と京浜東北線は動いていないようだったが、架線柱が倒れたのが原因だったことを、さっきの店で流れていたニュースで知る。

国立西洋美術館

上野公園の入口にある国立西洋美術館に入って、まずは地下で開催中の特別展「グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家」から。グエルチーノは17世紀に北イタリアで活躍したバロック期の画家で、ドイツの文豪ゲーテがイタリアを訪れた際、作品を絶賛していた~ということを今回初めて知る。画家の出身地のチェント(ボローニャ郊外)の市立美術館が多くの作品を所蔵しているが、大地震の被害を受けて再建中とのこと。続いて常設展会場に移動したが、こちらでの目当ては先月公開されたばかりのフェルメールの初期作品の「聖プラクセディス」。こちらは他の作品より少し人が多い程度で、ゆっくりと鑑賞することが出来た。折角なので他の作品も一通り鑑賞。かれこれ3年ぶりとなり、モネは丸ごと一部屋だったことは特に記憶になかったけど、現在展示中の作品だけで12点もあった。そして国内では珍しく、常設展は原則として撮影可能ということも今頃知る。それも一部の作品に「撮影禁止」マークがあるのを見て、間接的に気が付いたのだったりする。

夕方前に渋谷に出て、ヒカリエ7階でベトナム料理を食べてから、一週間ぶりとなる「シアター・オーブ」へ。チケットを間際に取ったため、今回の「Riverdance」は2階席後方となったけど、その分舞台の全体が見渡せた。1階前方だと確かに迫力はあるのだけど、舞台に投影された映像が全く分からなかったし。帰りは今回も表参道、北千住経由で帰宅。結局今日のJRは9時間以上も止まっていたらしい。平日ではなかったし、地下鉄網に加えて現在は「上野東京ライン」という代替手段があるとはいえ、影響はかなり大きかったのだろうな。