2015/08/09(日)

東洋文庫

北千住と上野で乗り換えて、駒込に出る。少し早く着いてしまったので、周辺を少し散策してから開館時間直後の東洋文庫へ。企画展示「大地図展 フェルメールも描いたブラウの世界地図」は今日が最終日。フェルメールの絵画の背景に地図が描かれていることが多いが、その元となったブラウの世界地図が、最近になって東洋文庫の蔵書から“発見”されたため、4月から特別展示を行う~ということを「フェルメール 光の王国展2015」に知ったのだけど、チェックするのをすっかり忘れていて、気が付けば帰国後の今週末までだったので、慌てて来ることにしたのである。アジア関連の蔵書の並ぶ書架や、国宝などの展示を見てから、いよいよ企画展会場に入ると、展示も地図の冊子に合わせて地域ごととなっている。壁にはフェルメールの複製画が掲げられ、ブラウの地図も該当するオランダのページが開かれている。フェルメールの絵では色が反転したりしているものの、確かに原図はこれだなということがはっきり分かる。一通り展示を見た後、中庭の通路に刻まれたアジア諸国の「知」に関する諺を順に見ていく。

六義園

東洋文庫との共通券があったので、久しぶりに六義園も訪れる。もともと東洋文庫は六義園の敷地内にあったらしい。六義園はしだれ桜の開花期にしか行ったことがなかったので、駒込駅に近い「染井門」は普段開いていなくて、南側の正門から出入りするということを今日初めて知る。盛夏の庭園は緑の濃さが目立ったが、サルスベリやオミナエシなどの花も彩りを添えていた。枝垂桜の古木も緑の衣をまとっていたが、枝ぶりは確かに以前見た夜桜である。

折角東京に出たのだから、ということで午後は上野に出て、国立西洋美術館の中のレストランで昼食を取ってから、企画展「ボルドー展―美と陶酔の都へ―」を鑑賞。ボルドー美術館の所蔵品の中から、先史時代から現代に至るまでのボルドーの街を代表する美術品を展示。ボルドーには2011年春に訪れているので、ガロンヌ川沿いの街並みは懐かしかったけど、残念ながらボルドー美術館に行く時間はなかった。クロード・モネは10代後半に戯画を描いていたと、先日のバスツアーで習ったところだったので、そのうちの一枚(その名も「ボルドーワイン」という題)が展示されていたのは興味深かった。企画展のついでに常設展示もざっと眺めたが、フェルメール作とされる「聖プラクセディス」と、モネの部屋だけはじっくり見たことは言うまでもない。

ようやくiPod touchの第6世代が発売になったので、帰りにアキバのヨドバシに立ち寄ってみたら、1階のApple製品コーナーには見当たらなかった。店員に聞いたところ、4階(オーディオ)の別売場とのこと。次は色付きモデルにしてもいいかな、と候補のブルーを手にとってみたけど、好みからしたらグレーの方かな。とりあえず16/32MBのグレーとブルーなら在庫があったようだけど、付属品をどうしようかなと考えているうちに冷静になってしまったため、今回は見送ということに。帰ってから調べてみると第5世代と第6世代はサイズが全く同じなので、アクセサリもそのまま使えるということなのかな。でも今のiPod touchも故障せずに、携帯型音楽プレーヤーとしては問題なく動いているからなぁ.....

「ボルドー展」の後なので今夜のワインはボルドー~といきたいところだったけど、消費計画の都合上、昨夜開けた飛鳥ワインのシャルドネ2011の続き。昨日はシャルドネにしてはすっきりした感じだったが、今日はコクを感じるようになっている。