2016/06/26(日)

2週間前と同じく、秋葉原から日比谷線に乗り換えて六本木で下車したけど、今日の目的は六本木ヒルズ。森ビル低層階の窓口でチケットを購入してから、エレベーターに乗って52階の「森アーツセンターギャラリー」へ。「日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展」。53階に「森美術館」があって、そちらは展望台と共通料金になっているが、アーツセンターギャラリーは美術館/展望台とは別料金なのでややこしい。ポンペイは先月現地を訪れたところで、ナポリの博物館で数多くの出土品を目にしているけれど、ここでは保存状態が良くて、各時代に特徴的な壁画を系統的に展示している。

地下鉄を乗り継いで神保町に移動し、「ティーハウスタカノ」で昼食。以前一度だけ入ったことがあるが、改めて来てみると紅茶もミルクの量も申し分ない。今度はスコーンやケーキを食べてみたくなる。午後は京王線直通快速から各停に乗り換えて、芦花公園で下車し、暑い中を歩いて世田谷文学館に向かう。「上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展」を開催中というからには、来ないわけにはいかない。「守り人シリーズ」の世界観、ドラマの衣装や小道具、アニメの設定資料、原作の初版原稿や挿絵などの他、作者のフィールドワークや旅行資料などの展示をじっくりと見ていく。

京王新宿経由で目黒に出て白金台方面に歩き、東京都庭園美術館の前に着いたら、順番待ちの行列が出来ていた。暑かったけれど出直して待機する場所もないので、そのまま並び続けること約30分でようやく窓口にたどり着く。美術館では「メディチ家の至宝 ルネサンスのジュエリーと名画」開催中で、イタリアつながりということで、ポンペイ展のチケットを提示すると割引になる。フィレンツェも先日訪れたばかりだけど、その栄華の基礎となった名家ゆかりの宝飾品や絵画を展示している。旧朝香宮邸を利用した本館だけでなく、最近改築した新刊まで展示スペースが続いていたが、庭園の方は改装工事中につき芝生広場以外は閉鎖中。

特別展3箇所のハシゴを終えて、TXで帰宅。因みにいずれも会期が来週末までとなっていて、旅行のため今日が最後のチャンスとなっていたのである。