2017/07/02(日)

富良野地方は今日も明日もずっと曇りの予報。富良野は旧上川支庁(現上川総合振興局)になるため、天気予報では「道北」に分類されている。旧上川支庁は南北に細長くて、北の方の音威子府は間違いなく道北だけど、南端の占冠(小樽よりも南に位置する)が“道北”と言われても今ひとつピンとこない。朝食の後も雨は降っていなかたたけど、今日は宿の車で駅まで送って貰う。

シャトーふらの

JRで富良野に出て、荷物をロッカーに預けてから、線路沿いに歩き始める。市街地を抜けて根室線の踏切を渡る。「シャトーふらの橋」で富良野川を渡って、最初の角を左に曲がると、街灯やマンホールの蓋などが、葡萄のモチーフばかりになっている。道はやがて丘を登る坂となり、駅から約30分歩いたところで、ふらのワインの「シャトーふらの」に到着。自由見学となっている工場と貯蔵所を見てから試飲の後、売店でワインを購入して発送手続き。

葡萄畑

シャトー上方にあるラベンダー園を回ってから、道路を500メートル進んだ先にある「ふらのワインハウス」で早めの昼食。本日のグラスワインは「羆の晩酌」だったので、迷わず注文。料理はハンバーグとミニフォンデュのセット。食後はシャトーを通り越した反対側にある畑を見に行く。急斜面に葡萄畑が散在しているが、大きな区画を占める菜の花畑が開花時期で見事だった。後から写真を拡大すると、葡萄も開花が始まっていた模様。眼下の盆地を、ちょうどノロッコ号が通過して行くところだったので、望遠側で撮影。

風のガーデン

富良野駅に戻る途中でわずかに雨が降ったけど、空港入りするにはまだ早すぎたので、荷物を取り出して旭川から来た「ラベンダー号」に乗車。終点の新富良野プリンスホテルで下車し、敷地内にある「風のガーデン」を訪れる。倉本聰のドラマのために造成された庭園だが、ホテルの中にあることは来る直前まで知らなかった。料金を払って入場すると、マイクロバスに乗って移動。英国式庭園では、フウロソウ、スイカズラ、ヤナギラン、キンバイソウ、ルピナス、アンチューサなど、色とりどりの花が所狭しと咲き乱れている。例によってドラマは観ていないので、建物や点在する天使像を見ても無反応。少し離れた場所にある「薔薇の庭」ではそこそこ咲いていたが、一番奥の「野の花の散歩道」は野草の季節ではなかったようで、花は疎らにしか咲いていなかった。心配していた天気は、時折日が差すまで回復していたが、その分荷物を背負って歩いていると暑く感じる。

ホテルに戻って喫茶室で休憩しようと思ったら、その時間に営業している店がなかったので、代わりに館内の温泉施設を利用。少し早めのバスに乗って、ホテルから乗り換えなしで直接旭川空港へ。早めの夕食は、館内のレストランで「大雪スープカレー」。羽田には定刻通りに到着し、その後の接続が良かったので、予想より1本早い区間快速に乗って帰宅。