2017/09/14(木)

ケルティック・ウーマンのステージでバグパイプ(グレート・ハイランド・バグパイプ)が使われていたので少し驚いたけど、Wikipediaの記述によるとアイルランド等でも演奏されるらしい。といってもアイルランドにはバグパイプの一種「イリアン・パイプス(Uilleann Pipes)」があるのだけどね。こちらはスコットランドのバグパイプと違って、息を吹き込まず鞴だけで音を出し、構造上座ったままでしか演奏できない。

調べてみると、スコットランドのバグパイプの通奏管(ドローン)は3本あって、1本は低いB♭、残り2本はそれより1オクターブ高いB♭に音程が固定されているとこのこと。そして旋律を奏でるチャンターは、A♭、B♭、C、D、E♭、F、G、A♭、B♭という9つの音しか出せないらしい。どうりでケルティック・ウーマンのステージや「麦の唄」では、調性がE♭またはB♭の時にしか演奏されていない訳である。