2018/08/30(木)

最大の数の単位「無量大数」を、子供の頃「無量」「大数」と分けて覚えていたのだけど、調べてみると原典となる江戸時代の算術書「塵劫記」が、版を重ねるごとに「無量」と「大数」の間の傷が広がったため、別の単位と認識される場合があったということらしい。「極」の上は「恒河沙」「阿僧祇」「那由多」「不可思議」と漢字数が増えているのに、急に2文字ずつになるのは何だか変だと思っていたけど、4文字が正解だったんだね。

現在では全て、万倍で次の数に進む(万進)ことになっているが、一部の数が万の万倍で進む方式(万々進)もあったらしい。この辺りは、ビリオンがミリオンの千倍(英語式)か百万倍(フランス語式)かで揺れがあるのに似ているのかな。さらに調べてみると、現代中国語では「メガ」の訳語に「兆」をあてているので、「億」よりも小さい数になっているらしい。その一方で台湾では、日本と同じ使い方というから、さらにややこしい(@_@)