2019/06/01(土)

札幌駅前からバスに乗ろうとしたけど、乗り場が全然見付からない。駅構内の案内図にはエスタにある「バスターミナル」しか載っていないけど、そこからの発車ではない。バスターミナル内には他の乗り場の案内はなく、仕方なく駅に戻って聞こうと思っても観光案内所はまだ開いていない。北口側にJRの案内窓口があったので、そこで聞いてみたら東急百貨店の向こう側乗り場があるとのこと。再び南口を出て、先ほどのターミナルを通り越し、百貨店を回り込んで1~3番乗り場を見付けたけど、そこには利用予定の系統番号はない。停留所の掲示をくまなく調べて、ようやく周辺乗り場の案内図が小さく出ているのを見付ける。なんと交差点を挟んで1ブロック西側の5番乗り場からの発車だった。ここまでで既に20分以上を要してしまい、発車時刻が迫っていたので、慌てて5番乗り場に向かう。せめてバス会社のWebページに乗り場情報を載せていてくれたら~と後から改めて調べたら、非常に分かりづらい場所にリンクがあるのを発見…

ライラックの森

札幌駅からバスに揺られること30分、停留所から数分歩いて目的の川下公園に到着。例年だと今時分がライラックの見頃のはずなのだけど、大通公園では既に盛りを過ぎていて(先週は札幌でも真夏日続きだった)、「ライラックまつり」の第2会場となっている川下公園ならまだ見頃という情報を見て、やって来たのである。ここにはいろんな品種を集めた「ライラックの森」があって、フレンチ種は盛りを過ぎていたものの、ハンガリー種や中国種などが見頃を迎えていた。フレンチ種と比べると花は小さいけれど確かに香るし、咲き方も様々で面白い。日本原産のハシドイもあったけれど、こちらは蕾でまだ咲いていなかった。因みに洋種ライラックの和名は「ムラサキハシドイ」になるらしい。

レブンアツモリソウ

帰りは札幌駅の手前でバスを降りて、「雪印パーラー」で昼食~ということでポテトグラタンを注文。店を出て時計台や旧道庁の前を通って、北大植物園へ。いつもは先に北側に行くのだけど、たまには逆から回ってみる。クリンソウの群落の近くを通って温室の前に行くと、レブンアツモリソウやアツモリソウ、ハクサンチドリなどの鉢植えが開花中。温室の内部を見学してから、山野草の鉢棚やロックガーデンを回ると、エゾハナシノブ、クロユリ、チシマウスユキソウ,エゾフウロなどが咲いている。アヤメ、センダイハギ、ハマエンドウ、エゾカンゾウなどが咲く花壇や薬草園を経由して、林と芝地を抜けてライラック並木に出る。ここでもフレンチ種は咲き終わっていたが、他の種類のライラックは見頃になっていて、ハシドイだけが開花前。園内を一周してから地下鉄の駅に向かうと、途中の大通公園のライラックは完全に咲き終わっていた。

札幌彫刻美術館

地下鉄で円山公園に移動して、いつもの「六花亭」で休憩。ケーキセットはクリームぎっしりのロールケーキしかなかったので、季節メニューの「メープルみつまめ」を注文。大粒の豆に見えるのはブルーベリーだった。次の目的地までバスで行けなくもないのだけど、隣の駅からの発車で本数も多くなく、バスを降りてからも歩くことになるので、少し遠いけどそのまま歩くことにする。北海道神宮の横を通って道なりに進み、住宅街に入って坂を登って本郷新記念札幌彫刻美術館にたどり着く。本館で開催中の特別展「砂澤ビッキ―樹―」を見学した後、記念館で本郷新の作品を鑑賞。札幌駅前の「牧歌」や大通公園の「泉の像」、立命館大学の「わだつみの像」も本郷新の作品だが、泉の像の制作はニッカウヰスキーの創業者の提案から始まったのだとか。

帰りも円山公園駅まで歩いたが、さすがに疲れたので途中のスタバで休憩。宿に戻るのが面倒だったので、書店で時間調整した後、ネットで見付けた店で道産ワイン。グラスもいろいろあったが、十勝地方のスパークリングと三笠のアンバー、そして余市のピノ・ノワールを注文。帰りは地下鉄一駅分だったので、わざわざ地下ホームに降りて混雑した列車に乗るよりもと、地下道を歩いて宿に戻る。