2021/03/02(火)

漢字の音読みには、古い順に「呉音」「漢音」「唐音」の3種類があるけれど、これらは王朝名ではなくて、例えば「漢音」は唐代、「唐音」は宋代以降の音だというからややこしい。例えば雪の異称の「六花」は「りっか」と読んだり「ろっか」と読んだりするけど、「ろく」が呉音で「りく」が漢音。「白夜」は本来「はくや」と読んでいたのが、「知床旅情」の影響で「びゃくや」の読みが定着したが、「はく」が漢音で「びゃく」が呉音になるらしい。