いつもの通販サイトでワインを注文すると、自動的にクール便になる季節。宅配ボックスは使えないクール便でも、玄関前の置配は可能かなと思いつつ、着替えてマスクを装着してから対面受取。オートロックのマンションなので、チャイムに応答してから配達員がエレベーターで上がって来るまでの間に、身支度を整えても十分間に合うのである。
「玄」には「暗い色（玄米／玄武など）」と「奥深い（幽玄／玄妙）」という意味があるらしい。それなら「玄関」は？と思って調べてみたら、元々仏教用語で“玄妙な道への関（＝仏道の入口）”を表していたのが、“建物の入口”に転じたのだとか。「玄」の訓読みは「くろ」なので「玄人（くろうと）」となるのも頷ける。その反意語は「素人（しろうと）」、「素」には「しろ」という訓読みや「明るい色」という意味はないようだけど、「素面（しらふ）」からすると「しろ」とはある程度関連するのかな（「白面（しらふ）」という表記もあるらしい）。
