2024/01/27(土)

英語"camomile"(カモミール)の語源を調べたら、ギリシャ語"χαμαίμηλον"(khamaímēlon)だった(ラテン語・フランス語経由)。ギリシャ語でもハーブのカモミールを意味するが、語の成り立ちとしては“大地のリンゴ”で、花に甘い香りがることに由来するのだとか。これとは別に、フランス語でジャガイモのことを"pomme de terre"(大地のリンゴ)と呼ぶが、これは塊茎(芋)のことを果実に喩えているのだろう。

ギリシャ語ではリンゴのことを"μῆλον"(mêlon)と呼ぶのか、ってもしかしたて〜と調べてみたら、英語の"melon"はギリシャ語の"μηλοπέπων"(mēlopépōn)が語源で、これがラテン語で"melopeponem"→"melonem"となった後、古フランス語から中英語に入ったらしい。直接"μῆλον"に由来する訳ではないようだが、同語源と言っていいのだろう。"πέπων"(pépōn)の部分は、「熟した」または「瓜」という意味があるらしい。また、"μῆλον"には「リンゴ」だけでなく「果実」という意味もあるのだとか。そして英語の"pumpkin"(カボチャ)も"πέπων"(pépōn)に由来するらしい。