2002/03/10(日)

奥羽本線の特急に乗るため、新幹線ホームへ。東京を早朝に出発するため、「つばさ」は「やまびこ」併結ではなくて単独運転。2両しかない自由席車は、福島出発時点でほぼ満席。山間部に入ると車窓は残雪。赤湯で下車。第3セクターの山形鉄道に乗り換えて、終点の荒砥(あらと)で折り返し。帰りは途中の今泉でJR米坂線に乗り換えて、米沢へ。赤湯周りでも運賃は大して変わらないのだけど、線形の妙を利用して、特急料金の節約:-)

米沢といえば、ということですきやき弁当を購入。「お気づきの点は、国鉄職員まで」って、包み紙は10年以上更新していないのね(^^; 駅弁は紐を引っ張って再加熱するタイプ。うおっ、なんだかもうもうと湯気が出て、かなり熱くなってるんですけど。異様な陽気と車内の暖房で、既にかなり暑くなっていたので、売り子氏の指示した5分を待たずに、食べてしまう。ありゃ、底の方しか暖かくなってないや。でも猫舌だから、このくらいで丁度よかったりして。

西に向かう米坂線列車は、県境の駅で一休み。残雪の厚みがこの辺りの雪深さを物語っているが、今日は雨。終点の坂町に着いた時には雨も強くなり、待合室のストーブが有難いくらい。1時間後に早めにホームに戻ったら、特急は4分の遅れ。太平洋側の異様な陽気が嘘のように、寒さに震えていた。ようやく到着した「いなほ」はほぼ満席。どうやら上越新幹線の乗り継ぎ客が多い模様。

新潟駅からバスで空港へ。ターミナルで夕食を取ってから、土産を購入。離陸時にはすっかり暗くなっていて、雨のため窓の外はほとんど見えない。ただ滴の流れる方向だけが、機体の仰角を示している。雨雲の上に出ると、濃紺の空の西の裾だけが茜色。予想通り大阪は暖かかったが、帰宅途中に降り出す。