2002/07/06(土)

無理矢理早起きしたため、乗り換えさえも面倒になって空港までタクる。高知まではわずか40分の空の旅。お、着陸直前にごめん・なはり線が確認出来るでではないか。

ターミナルからバスに乗り、後免町通で下車。えっ、ここはどこ? 「通」が付くから後免町の中心部ではないことは予想できたけれど、駅は一体どっちなのだらう(激汗) う~む、とりあえず標識に従って市役所方面に行ってみるかな。住宅街を歩くうちに降り出した雨に募る不安。あ、ケーサツ屋さんだ、聞いてみよ。意外と近くまで来ていたことが判明。ほどなく後免東町の電停に出たので、東に少し行くと後免町電停。土佐くろしお鉄道の駅も目と鼻の先。高架ホームに上がると、地元の人達に混じってカメラを構えた人達も。やっぱり開業直後の週末だもんね。各駅にはやなせたかし氏デザインのキャラクターが設定されている模様で、当駅は「ごめん まちこさん」。颱風の影響で、風は強く、空気も恐ろしくべたつく。一旦止んだ雨もまた降り出す。と、安芸方面への通過列車のアナウンス。あれ、時刻表にはそんな列車ないけど~やってきたのはJR四国2000系4両編成による臨時列車。おお、早速こんな企画が。後から「アイランドエクスプレス」というジョイフルトレインで、なんと宿毛から奈半利まで、高知県の両端を結ぶ企画だったらしい。

定刻通りにやってきた「オープンデッキ車両」による普通列車に乗り込む。さすがに満員御礼だべさ。車内は一人用補助椅子+二人用クロスシートとなっていて、海側の扉を出るとば座席一列分に相当するオープンデッキ。車内で一旦涼んだ後は、デッキからの眺望を楽しむ。非電化だから架線柱はないものの、遮るものがなく手が伸ばせる開放構造というのはちょっと怖いかも。うーそれにしても空気がべたつく。トンネルでは涼しくなるけれど、風圧で息がし辛い。でも景色はしっかり堪能出来た。

終点奈半利(なはり)もやはり高架駅。慌てて階段を下りて写真を撮ってから駆け上がり、乗車券を購入して折返しに列車に飛び乗る。さすがに折返し列車は空いていたので、クロスシートで熟睡。安芸駅の長時間停車で目が覚めるが、なんだかさっきよりも車内が空いている。慌てて時刻表を確認したら、当駅始発の先発快速に接続していることが判明したので、ホーム反対側の単行列車に飛び乗る。相当飛ばしている感じで、後免までの所要は半分でわずか30分。車内では岡山から乗りに来たという人がいて、地元の人達から驚かれていたけど、ふ、こちらは大阪だぜい~ってきっと名古屋や東京から来た人もこの週末には多いはず(^^; 途中で団体さんご一行が降りて、どっと空く。

JRに接続する終点後免から、勘を頼りに後免町まで歩く。まぁ、南方向に向かってさえいれば、土佐電気鉄道の線路には必ず行き当たるはずだし~と歩いていたら、さっきと同じ後免東町に出た。後免町まで出て、今度は土電(とでん)に乗車。再び降り出した雨は次第に強くなり、はりまや橋では大雨。桟橋線に乗り換えると、ポルトガルから来た車両。デッキから車内に入ると、木張りの内装に木製クロスシート。ワンマン運転ではなくて女性車掌のアナウンス。この電車には押しボタンがありませんので、お降りの方は手を上げてください(驚) 終点一つ前の岸壁通で他の乗客は降りてしまって、車掌さんに終点まで行くか確認されてしまう。およ、終点に行くのがそんなに珍しいのかしら、と思っていたら、最後の一駅間が異様に短かった。それでもここまで乗らなければ、乗りつぶしたことにならないもんね。でも、ちょっとどこかへ歩いていくフリ(爆) 雨はすっかり止んでいたし。

一本見送って次の電車で高知駅前へ。フリーきっぷを購入するべくみどりの窓口の行列に並ぶ。ほどなく表れたをぢさんが、3時1分(約10分後)の列車に乗りたいから、先に買わせてくれと主張。先頭の人がどうぞと言ったら、同じ列車に乗ると名乗り出た人が2名。同一条件で先に並んでいたからとその人達が先に窓口に行こうとしたら、「あんたたちは31分でしょ。わたしゃ3時1分なの」と横入り。同じ列車だよと言っても全然聞いちゃいないし(-_-) 結局みんな間に合ったみたいだから実害はなかったけどさ...

高知始発の特急「あしずり」はわずか2両編成。禁煙車両は指定と自由が半々。出発後ほどなく熟睡。土佐久礼手前で目覚めるも、半ば夢うつつ状態のまま中村へ。早々にチェックインして、夕食も宿で済ませる。高知と言えばやっぱり鰹のたたきでせう:-) 部屋に戻って久しぶりに入力した着メロを仕上げる。四国と言えばやっぱり「遍路」でせう:-)