2002/07/15(月)

颱風は予想よりも早く本州を縦断する模様。こうなると名古屋からの新幹線が止まるのではないかと心配だが、万一足止めされたとしても、陸路ならきっとなんとかなるだろう。

宿をチェックアウトして、荷物をロッカーに預けてから離島桟橋へ。飛行機の時間まで相当あるので、船でわずか10分の竹富島へ。竹富東港は桟橋の他はベンチと自動販売機以外に何もないところ。レンタサイクルの送迎車が何台か停まっていたけれど、中央部の集落まで往復するだけなら大した距離でもないので、歩くことに。2車線の整備された道路がまるでピーフンのような分離帯を経て、1車線になったところから集落の始まり。舗装されているのは中央の道路だけで、建物は全て赤瓦でほとんどが平屋、塀も珊瑚を重ねたもので、石垣とはまるで別世界。展望台からの眺めを楽しんでから、早々に港に引き上げる。お、ここにも阿檀の木が沢山。船で石垣に戻ると、市街地の眺めと先程までの島の風景との違いを改めて実感。宮良殿内(みやらどぅんち)を見学してから、昼食を取り、空港ゆきのバスに乗る。おや、空港前にも何本か阿檀の木があるではないか。

案の定、空港ターミナルはキャンセル待ちの人達で大混雑。昨日のキャンセル番号を持った人がようやく少しずつ呼ばれている状況で、石垣―那覇間の増便の目処はまだ立っていない模様。定期便も大幅に遅れているが、福岡・名古屋への直行便は定時との表示。2時間前に手荷物検査を済ませて、出発待合室へ。そろそろ時間かなと思う頃、福岡・名古屋便とも出発遅れのアナウンス。さすがに那覇を経由しなくてもあちこちで混乱しているのだろうな。当初30分遅れだったはずが、結局出発出来たのは1時間遅れ。さらに石垣空港の重量制限とやらで、燃料補給のために那覇に臨時着陸するとのこと。遅くなるほど颱風が近畿・東海に近付くことになってしまうが、焦っても仕方がない。那覇空港では一番奥の駐機場で燃料補給。再離陸は着陸の30分後。結局名古屋到着は2時間の遅れとなった。沖縄までは颱風一過で雲は少なかったが、鹿児島付近からは厚い雲の層の間を飛ぶ。紀伊半島付近で左に急旋回し、知多半島沿いに北上して名古屋に着陸。飛行中の気象情報によると名古屋は雨とのことだったが、この時間は降っていなかった。大阪に在住している限りはまず縁がないと思っていた名古屋空港初利用~と考える間もあらばバス乗り場に急行。乗車券を購入して、目の前に来たバスに乗ることだけ考えたけど、行き先はちゃんと確認(^^;

さすがの名古屋はさしたる渋滞もなく、ほぼ予定通りの所要時間で名鉄バスセンターに到着。果たして新幹線は動いているのかと考える間もなく、券売機で特急券を購入。指定が取れるってことは、ちゃんと動いているってことだよね。お、乗車券は自動的に新大阪になるのではなくて、ちゃんと大阪やその他の駅も選択出来るんだ。改札を抜け、在来線ホームの下を一気に抜けて、新幹線乗り場へ。おぉ、どうやら定時運行している模様。駅弁を購入してからホームに上がると、一本前の「ひかり」自由席でも空席があったことが判明。でも一刻も早く帰りたいから、指定を取ったのは新大阪先着の「のぞみ」。博多ゆき最終列車は700系使用。結局大阪も雨さえ降っていなくて、無事帰宅。

ロバート・ジョーダン「白い塔の使節(時の車輪シリーズ/黒竜戦史5)」読了
祝・シ○アン様復活!(^o^)