例によって極度の寝不足の中、タクシーで大阪空港入りして成田へ。成田回りを選択したのは、自宅からだと伊丹の方が遙かに近いからというのもあるけれど、何といっても目的地までのスターアライアンス直行便が関空からはないからだったりする。フランクフルトゆきだったら飛んでるんだけどね。
買いそびれたものを空港売店で調達してから、出国手続き。さてと両替をと思ったら、手持ちの現金があまりないことに気付く。慌てて案内図で引出し機を探したら、出国手続き前の領域にしかない。とりあえず有り金を現地通貨に交換しておいたけれど、いつものように予備の万札がないのが少し心許ない。でもまぁカードがあればなんとかなるっしょ。
ロンドン行き全日空便は、最新機種。エコノミークラス最前方は「プレミアエコノミー」と銘打って、ビジネスクラスに準じる広さのシートがウリだけど、正規運賃でしか利用出来ないから無縁なんだな。その代わり通常のエコノミーの座席でも個別モニター付きで、映画は10種類から好きなものをいつでも鑑賞出来て、テレビゲームも可~なのだけれども、座席周辺は不具合のため動作せず(T_T) 機内に予備で積んであるビデオテープを再生して貰えたけれど、一番見たい映画は見られなかった(T_T)(T_T) それにしても隣のお二人さん(連れ同士ではない)、二回とも遅らせた食事時間以外はほとんどずーーーーっと眠り続けだったけれど、どうしたらそんなに飛行機の中で熟睡出来るのかしら。しかも西行きの便で(驚)
ヒースロー(Heathrow)空港では入国審査の待ち時間が長かったけれど、荷物は機内持ち込みのコンパクトサイズだったから、手荷物受取場を通過してとっとと地下駅へ向かう。中心部のピカディリー広場(Piccadilly Circus)へは地下鉄が便利だけれど、今回はパディントン(Paddington)駅近くに宿を取ったので、ヒースロー・エクスプレスに乗車。まずは乗車券を、って12ポンドもするんだ。地下鉄の3倍近い値段だけど、3倍以上早いからそんなものなのだろうか。特にイギリスの場合、往復運賃がなんと片道の1.2倍程度だったりするので、片道利用だとなおさら割高感。
パディントン発着路線は前回滞在した時も利用していたので、懐かしいこと限りなし。駅から少し歩いて、白い建物が整然と並ぶ通りをゆくと、程なくホテルに到着。予約票を見せたら、「その予約はキャンセルになってるわよ」「えっ!!! キャンセルなんてした覚えはあらへんで。日本で代金を払ったんやし!」幸い満室ではなかったようで、週明けに代理店に確認を取るということで、そのまま泊めてくれた。「エレベーターは向こうね」って日本人相手だとアメリカ英語を使うことにしているのかな(イギリスでは「リフト」)。このエレベーターの扉は完全手動式なので、外側の引き戸のみならず内側のアコーディオンも開閉しなければならない。
日米式だと「4階」に相当する3階は屋根裏部屋的雰囲気。旅装を解いて一息ついてから確認すると、パリの宿も同じ予約番号になっていたので、外の公衆電話から予約の確認をしてみる。「英語、話しはりまっか(Est-ce que vous parlez anglais?)」「うんにゃ(Non!)」うぅ、さすがはおフランス。なんとか水曜からの予約を確認したいと伝えると、月曜に掛け直してくれとのことだった。駅に出て構内のスーパーで軽食を買って、本日4度目の食事にしてからとっとと就寝(-_-)zzZ