2002/10/13(日)

宿を出て地下鉄で真駒内へ。ここから定山渓ゆきのバスに乗る。座席がほぼ埋まったのはやはり、そういう季節だからだろうか。おおっと、渋滞に引っ掛かってしまった。やっぱりそういう時期なんだろうね。簾舞は「みすまい」と読むんだ~と途中の地名もゆっくり認識できる。国道と旧道を行ったり来たりしながら、目的地が近くなったところで車線が減少。ということは渋滞もここまでかな。バスは温泉街をぐるっと一周してから車庫に向かい、その一つ手前のバス停が「定山渓温泉」だったのでそこで下車。温泉街からは少し離れていて、国道沿いにはバス案内所と観光案内所があるだけだったけれど、観光地図を入手出来たので、散策開始。

定山渓は全体が紅葉の名所とのことだったが、イロハモミジ類は見当たらず、数本の桜が赤く染まっている以外は、木々の基調は黄色で部分的に赤くなるという、内地とは違った趣。因みに万葉時代は「黄葉」と書いて「もみじ」と読んでいたことから、当時は野山の黄色い葉を愛でていたということになるらしい。後に「紅葉」と書くようになり、カエデ類のことを指すようになったとのこと。

良く晴れ渡った空と、色付いた林と、渓流。暑くもなく寒くもない散策日和。吊り橋を渡って温泉街に裏側から入る。日帰り入浴可能な旅館は沢山あったけれど、最初に目に入ったところで昼食と入浴をまとめて済ますことに。浴場は8階にあり、まるでガラス張りの温室のような(冬庭症候群)展望風呂だったので、内部は西に傾き始めた陽が射してかなり暑い(温室効果^^;)。てなわけで露天のひのき風呂でしばし“湯もどし”(^o^)

ついでに土産物も買ってから旅館を出て、湯の滝を見学。階段を上ってバス停で待っていると、まだ渋滞は続いている模様で、次にどこゆきのバスがいつ来るかも分からない状態だとか。幸いそれほど待たずに札幌駅ゆきが来る。帰りも道幅が広がる地点までは渋滞になっていたけれど、そこから先はスムーズに流れる。反対方面はまだ渋滞していたけれど、今夜からの宿泊客とかなのかな。

時間があれば藻岩山に登ってみたかったのだけれど、暗くなり始めていたし、疲れていたのでパス。札幌には十度以上訪れていても、まだ藻岩山ロープウェイに乗ったことがないまま、次回以降に再度持ち越し~

繁華街でバスを降りて、大通りの地下街で夕食。食後に札幌駅まで歩いて地下街を探索していると、ふらりと入ったCD屋で「中島みゆき的アジアン・カバーズ」を発見したので、少し迷ってから購入。帯を見たら、シリーズとして「バラード的アジアン・カバーズ」と「ポップス的アジアン・カバーズ」が並んでいる。てことは、“中島みゆき”というジャンルだった訳やね(笑)

お茶してから宿に戻る途中で、本屋に立ち寄る。旅先の大型書店は危険だと分かっていても、つい立ち寄ってしまう。何が危険かといえば、普段は見掛けないけれど、買ってしまいたくなるような本を見付けてしまって、荷物を増やす可能性が大だからである。てなわけで見付けてしまった「智子流・ちょっと危ない世界旅」(神坂智子)と、地元では品切れだった「HEAVEN?(4)」(佐々木倫子)を買って、宿で読む。