2002/11/10(日)

当初の予定では昨日実行するはずだった、岡山の路面電車乗りつぶしからスタート。乗り場は駅から少し離れているけれど、地下道で連絡。東山と清輝橋の2つある行き先のどちらにしようかと迷う間もなく最新型の超低床車"MOMO"が目の前に停車していたので、東山ゆきを選択。一旦岡山駅前に引き返してから、清輝橋にも往復。他の都市と同様、中心部はワンコインで乗車出来るように運賃を100円に設定してあるが、見事に100円区間が混雑していたので、狙いは中っているということか。これで中国地方の鉄道に完全乗車したことになる。

瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」で四国に渡る。高松で下車すると丁度昼時だったので、うどん屋を探して入る。手打ち自慢の店で、しょうゆうどんセットを注文。おやっ、讃岐うどんって腰の強さが特徴だと思っていたのだけれど、ここのは柔らかい。でもとても美味だった。しょうゆ豆も初めて食べたけど、甘辛くて美味しい。

現金が心許なくなってきたので銀行を地図を探してみたが、どうも高松駅前にはないらしい。中央駅があるからといって、必ずしも繁華街ではないという例がここにも。特に高松の場合、船による本州との連絡を考慮して駅を設置したはずだから、本来の市街地よりはずっと海寄りになってしまったということか。

高松築港から琴電(高松琴平電鉄)の長尾線で、終点長尾まで行く。帰りは3線分岐の瓦町で志度線に乗り換える。まずは琴電屋島で下車。駅のすぐ近くから出ているケーブルカーで屋島山上へ。44番札所の屋島寺と源平古戦場を見下ろす展望台を足早に見学してから、ケーブルカーで麓に戻る。再び琴電に乗って、今度は八栗で下車。ここでもケーブルカーの駅を目指すが、ひたすら遠い。歩いて20分のところを、少し遠回りしてしまった。なんとか暗くなるまでにケーブルカーで山上に登り、45番札所の八栗寺へ。こちらは観光の要素が少ないため、白装束のお遍路さんを沢山見掛けた。でも屋島寺では一人も見掛けなかったのは偶然?

結局、銀行もうどん屋もわざわざ探して立ち寄る暇もなく、琴電の駅へ。うぎゃ~列車の時間を10分勘違いしていたので、あと一歩で電車を逃して結局20分損してしまったぁ。駅の手前で走っただけになおさらがっくり。次の電車が来た時にはとっぷりと暮れて、終点志度に着いたのは午後6時前。1時間に一本しかないJRの特急が発車するのは約10分後。カードで乗車券を買わないと大阪まで帰れないので、最悪券売機で高松までの乗車券を買って、特急券は車内精算、高松で一旦改札を出て、カードで購入。次のマリンライナーまで30分あるから、その間に立ち食いうどんでも~などというシナリオを描いていたが、幸いJR志度駅は琴電の目と鼻の先で、カードを使って購入する時間もあったので、高松ですぐに乗り換えることが出来た。

岡山で駅弁を買ってから新幹線ホームへ。「レールスター」より次の広島発東京ゆきの「ひかり」の方が空いていそうだったけれど、大した時間でないので前者を選択。自由席はすでに満席だったけれど、空腹だったので通路で立ったまま駅弁を消費。さすがに疲れが出てるかな~と思っていたら姫路で座ることが出来た。う~みゅ、分かっていたらもう少し食べるの待ったのに。

池田に辿り着いてコンビニで牛乳と夜食を買ったら、残金が100円ちょいになった(激汗)とまれ今回の小旅行で、中国四国地方の鉄道はケーブルも含めて完全制覇(^o^)

栗本薫「宝島(グイン・サーガ外伝17)」読了