2003/03/09(日)

Webで運行状況を確認したら南リアス線は平常通りで、釜石線も大丈夫そうだったのでさっさと盛岡駅へ。釜石線にはまだ前日の影響が少し残っていたみたいだけれど、乗り継ぎのマージンは十分あるので、予定通り快速「はまゆり」に乗車。「陸中」という急行の格下げだけど、車両はそのままの急行仕様。盛岡駅で誰も乗ってこないと思ったら、指定席だった(激汗) 急行時代と同様、花巻までノンストップで、進行方向を変えてから釜石線へ。盛岡ではうっすらと積もった程度だった雪も、東に進むにしたがってどんどん深くなる一方。途中の駅では雪かきの真っ最中。それでも定刻通りに“鉄のふるさと”釜石に到着。“「鉄」のふるさと”ではないので念のため(^^;

盛からの大船渡線に乗り継ぐのなら、三陸鉄道の列車を一本見送ってもよかったのだけど、こんな日は早く進んでおくにこしたことはないので、さっさと南リアス線に乗ることに。待合室には「JR東日本パス」を手にした人もちらほら。窓口で両替しようとしたら直接きっぷを販売してくれた。しかも出てきたのは手ぬぐい付き記念切符だったし(驚)

近年の開業ゆえ、時折海沿いの集落を垣間見ながら、いくつものトンネルを通り抜けて、列車は快調に南へ。宮城県に入った途端、平地の雪は跡形もなくなってしまった。盛で連絡待ち。駅前にはあまり店がなさそうだったので、売店で調達したパンとスナック菓子で軽い昼食。乗る予定の列車はずっとホームに停車していたけど、改札が始まったのは発車15分前。乗り込んだ快速「スーパードラゴン」車内では進行方向右側窓際の“定位置”を確保し、仮眠する間に気が付けば気仙沼。ここからはほぼ満席状態。聞こえてくる話からすると、結構「JR東日本パス」利用者は多いみたい。

地図を見ると、名称・猊鼻渓付近でルートが「コ」の字形になっている、“政治路線”の代表格とされる大船渡線。その独特な線形から“ドラゴンレール”の愛称を持ち、快速の列車名もこれに由来。曇りがちの天気だったから、影で方角を判断するのは難しかった。2時間と少しで一ノ関に到着。上り新幹線「Maxやまびこ」にはすぐの連絡。自由席も階下なら着席出来たが、古川でほぼ満席になり、仙台駅ホームには沢山の乗客。これも“乗り放題効果”なのだろうな。

バスで空港に出て、ターミナルで食事しようとしたらどこも混雑。こちらは“バーゲン運賃効果”なのかな。慌てて土産を買って搭乗口に駆け込んだけれど、ようやく前方座席への案内が始まったところだった。

非常口座席で足元が広かったけれど、所謂“お見合い席”状態ではなくて、CA(客室乗務員)は進行方向に着席する構造になっていた(^^; キャプテンからのアナウンスは「昼間の仙台空港上空は天使の帽子が飛ばされてしまうほどの強い風で~」となかなかポエム(?)な表現。到着直前も、「雲を抜けると宝石をちりばめたような関西平野が~」って、大阪平野やで~と心の中でツッコむ関西人(笑)