2003/04/19(土)

朝のバスセンターに文字通り駆け込んでバスに乗る。このバスを逃したら次は1時間半後だもんね。平日でもバスはあまり多くないのに、休日はさらに本数が減って、なにかと公共交通の不便なつくばだけれど、それならそれに合わせて行動するまでのこと(^^;

バスは広大な筑波大学構内を抜けて、高エネ研を通り過ぎて、東大通りの尽きる辺りで、旧筑波町の中心部、北条の市街地をぐるっと一回り。この辺りはさすがに細い道に、家が密集している昔ながらの町並み。1時間足らずで終点の筑波駅へ。鉄道もないのに「駅」と名の付くというのは、廃止になった鉄道の駅のあった場所に他ならない。今はなき筑波鉄道の筑波駅前がバスターミナルとなっている。廃線跡は自転車専用道となっていて、駅舎はバス会社の事務所となり、ホーム跡はサイクリング休憩所になっている。ここにはつくばセンターの他、土浦駅、下館駅の他、東京駅からのバスも発着している。

20分待って乗り換えたのが筑波神社ゆきのバス。つくばセンターからのバスがガラ空きだったのに対して、今度のバスは立ち客も出て満員御礼。登山の格好をした人が殆どというのも、近隣で唯一の山らしい山で、百名山のひとつだからなのだろう。地図で見る限り短距離路線でも、やはり標高差があるので、待ってでも乗った方がやっぱり楽だった。

終点で降りて、ケーブルカー乗り場を探したら、神社の境内と同方向。急な階段を幾つも上って、やっと本殿に着いたと思えば、ケーブルはそこからさらに先で、また階段続き。ひえ~、もっと下まで線路を延ばしてけろ~~~~。乗りつぶしの都合上、全国各地のケーブルカーを乗り歩いたけれど、アクセスの悪さでは青函トンネル記念館にも勝るとも劣らずだな、こりゃ...

ケーブルの終点は「筑波山上」駅だけれど、実際には女体山と男体山の間にある鞍部に相当する「御幸ヶ原」に位置する。今回の目的は新聞で知ったカタクリの群落。残念ながら予想通り盛りは過ぎて、花弁が色褪せてしまったのが大半だったけれど、これだけ沢山を目にするのは久しぶりのこと。風が強いけれどなんとか撮影してから、標高が高い方の女体山へ。山頂に着いたらすぐに引き返して、今度は男体山へ~と思ったけれど、既に足が疲れていたし、あまり時間もないことから、またの機会ということにして、下山する。しだれ桜が見頃の神社境内を通って、バスを待つこと約30分。筑波駅に戻ってさらに待つこと約40分。なにかと時間の掛かること.....

おっと、北条の市街地に大回りして立ち寄っているのを地図で確認したら、なんと同じ交差点を2度通過していた(驚) つくばセンターで遅めの昼食を取ってから、買い物を済ませてから自宅の片付け。夕方から近所に住む知り合い宅で食事会。共働きなのに、ここまで凝った手料理は凄すぎる。