2003/07/04(金)

朝の羽田ゆきバスは、所要予定が2時間で、大体そのくらいで到着。かなーり余裕を持って家を出たため、ずいぶんと早く空港入りすることに。早い便の空席がなかったので、ターミナルで適当に時間つぶしをしてから搭乗。まだ混雑時間帯だったのか、離陸の順番待ちが長くて、30分近くの遅れが生じた。日本列島はすっぽりと雲に覆われていたので、窓の外に見えるのは雲ばかり。新千歳空港での乗り継ぎは初めてだったが、那覇空港とは違って一旦セキュリティーエリアの外に出ることになっていた。地上係員が直接誘導するほどではないにせよ、昼食の時間が取れなくなったので弁当を購入してから、慌てて搭乗口へ。搭乗機まではバスでの案内となったが、走り出したものの途中でしばらく待機。何のアナウンスもなしだと、数分でも長く感じるんだよなー。

ようやく乗り継いだのが利尻ゆき。短距離路線ゆえ、シートベルト着用サインが消えている時間はわずかなので、慌てて弁当をかっ込む。道央からは雲が途切れ、旭川市街や朱鞠内湖、ノシャップ岬が識別出来る。左に旋回して礼文島が見えれば、ほどなく利尻空港に到着。山頂が雲で僅かに隠されているものの、利尻富士がくっきりとその偉容を現している。稚内発着の定期便が廃止され、札幌との間を日に一往復の元臨時便が、今では唯一の定期便となっている。因みに隣の礼文空港は稚内発着便の廃止をもって、定期便がなくなってしまっている。

利尻富士

島内バスの本数は多くないが、さすがに1日1便の飛行機となると、接続体制は万全で、主要な2集落(利尻富士町鴛泊・利尻町沓形)に向けて発着している。今回の宿のある沓形(くつがた)ゆきに乗る。沿岸部に続く漁村集落を通り過ぎ、沓形市街地に入り、一旦フェリーターミナルに寄ってから、終点のバスセンターへ。近くの民宿に荷物を置いてから、港周辺を散策。海から聳える円錐状火山の宿命か、十数年前に礼文に泊まった時は全く姿を見せず、8年前にサロベツを訪れた時にも帰り道のJRでようやくその姿を拝むことが出来た利尻富士が、こーんなにはっきり見えていいのだろうか~というくらいに良く見えている。栽培種も含め、ハマナスやリシリヒナゲシも多数咲いていた。

明日の朝も起床予定時刻が早いので、宿に戻って、夕食を取ったら、早々に就寝。