2003/09/24(水)

足りないものを買いに出掛け、荷造りを済ませて、自動散水機をセットしていたら、バスに遅れそうになった。そして今回もやっぱり、スーツケースとボストンバッグを抱えて走るハメに(^^; 成田空港ゆきのバスには、少しの余裕を残して間に合った。東京方面の高速バスと同じような規格の車体だけれど、つくば→成田のルートでは高速道路を経由したりはしない。片側一車線の国道をひた走ること約1時間半。道中で見掛けた「ドライブスルーのクリーニング店」というのには驚いた。

鉄道でアクセスすると、駅の改札を出てすぐのところで検問があるのは経験済みだったが、バスでアクセスすると、第2ターミナル到着直前に検問があって、車内に係員が乗り込んでチェックを行うシステムになっていたんだ。終点の成田空港の第1ターミナルに到着したところで、ユナイテッド航空のチェックインカウンターに向かう。3時間以上前だったけど、全便チェックイン可だったので早速搭乗手続き。う~ん、やっぱり米国の場合は、スーツケースに鍵を掛けると壊される可能性があるわけやね。貴重品はもとより入れていないから大丈夫でも、鍵を掛けないと弾みで開きかねないので、バンドを用意しておいてよかった。

出発まで相当時間があったので、カード会社のラウンジを利用。インターネット可能という事前情報があったので、伊丹空港のラウンジのようにLANケーブルを使わせて貰えるのかと期待していたのだが、実際はネットに繋がったパソコンが一台置いてあるだけだった。2時間前になったところでラウンジを出て、両替をして、さらに足りないものを売店で買い足す。そして出国手続きを経て、搭乗ゲートへ。

ほえ~前の座席のリクライニングが壊れていて、離着陸時に「元の位置」に戻せなくなっていたのだけど、これってどのくらい危険な状況なのだろうか(^^; 以前なら上空ではクラス間のカーテンは閉め切っていたのだが、連邦航空局からの要請で開けっ放しということは、これも安全対策なわけやね。疲れていたので食事の後に30分は仮眠出来たけれど、さすがにこちら方向で眠り続けるのは不可能に近い。もっと睡眠不足の状態で来た方がいいのかもしれないと思いつつ、その状態でさらに眠れなかったらもっと悲惨だからなぁ。目的地は北米西海岸のさらに北側だから、もともと所要時間が短い路線なのだけど、さらに今日は追い風に乗ったので到着が1時間早くなる見込み。だから眠くなる間もなくシアトルに到着。

アメリカ合衆国は5年ぶり2回目の訪問。前回に比べると当然、入国審査は入念になっている。今回は観光ではなくて出張だから、税関の書類で「今回の旅行はビジネスである」というのにチェックを入れたのだが、どうやら「仕事」よりは「商用」の意味が強かった模様。質問も以前よりずっと多くなっていたけれど、なにはともあれ無事通過。荷物をベルトコンベアーに乗せて、無人運転のシャトルで中央ターミナルへ。そこで再び荷物を受け取ってからタクシーに乗り、とりあえずホテルに向かう。スタジアムや高層ビルの建ち並ぶダウンタウンを通過して、大学地区へ。う~みゅ、運転手が思いっきり場所を間違えてくれたりしたけど、二巡目くらいでどうにか到着。フロントで確認したら幸い部屋の準備が出来ていたので、荷物を整理してから出掛ける。まずは大学の下見。緑が多くて、建物の壁も煉瓦調で統一されていて、なかなか綺麗なキャンパスだった。明日の訪問先を確認してから、学生街で昼食。イタリアンだと思って入ったらアイリッシュだった(笑)

宿に戻って、眠気と闘いながら明日の発表の準備。今回はパソコンを持参したので、ローミングに初挑戦。出発前に調べておいたアクセスポイントに電話を掛けて、おぉっ、ユーザー認証までいったぞ。ここまではうまくいったのだが、あれれ、認証でハネられてしまった(T_T) のーして???

夕食に出掛けるつもりだったけど、部屋を歩いていると床が凹むような錯覚。そんな、ヨーロッパの古いホテルでもあるまいに、と思っていたら、どうやら世界の方が揺れていた~じゃなくて自分の方が揺れていたことに気付く。うみゅみゅ、こりは立ちくらみ一歩手前なのだろうか。昼食の量がかなりあってそれほど空腹でもなかったから、眠る方を優先。