2003/10/26(日)

宿を出てアストラムラインで大町へ。平日だったらラッシュ時間帯のせいか、可部線可部ゆきはクロスシートの115系だった。可部は電化区間の終点で、ここから気動車に乗り換えることになるが、ここから先の区間が来月一杯で廃止されることになっている。廃止が近付くと俄に乗客が増えるものだが、可部線の終点はハイキングコースの入口となっていて、しかも紅葉シーズンが始まったところ。かくして乗客はさらに多くなる。というか、それを見越して廃止時期を決定した模様。可部に電車が到着するたび、ホーム上の人が増えてゆく。もちろん「鉄」な人達もそれなりにいたが、それよりも行楽客の方が多い。廃止間際になるともっと「鉄」比率もぐっと増えるのだろうけどね。4両に増結し、この後快速も増発していても、車内は立ち客が出る盛況。

可部線三段峡駅

可部線非電化区間に乗るのは二十数年ぶりのこと。沿線風景はさすがにほとんど記憶がない。なにせ前回は電化区間に旧型国電が就役していたくらいだし。各所に巨大な幟があるけれど、祭りが近いのかな。約一時間半で終点の三段峡。駅前は記憶にあるよりは店が多かったが、増えたのか記憶違いなのかは定かではない(^^;

駅近くの渓谷

駅名の由来となった三段峡はハイキングコースを6キロも遡ったところにあるので、今日はとても行っている時間はない。だからといってそのまま列車で折り返したら滞在時間は6分になってしまう。ので、一時間半後のバスを利用することにして、駅の近くを少しだけ散策。集落が尽きて橋を渡ればすぐに渓谷が始まる。入り口付近でもそれなりに険しくて結構見応えがあるのだから、奥地まで行けばもっと素晴らしい眺めなのだろうね。紅葉もちらほら始まっているし。鉄道が廃止になっても、渓谷がなくなる訳ではないので、きっといつかまた来ないともかぎらないし。

川原で持参した軽食を取ってから、バスで広島市内に戻る。バスセンターから少し歩いてお好み焼きの店に入って、遅い昼食。勢いで注文した餅&そば入りは結構な量だったかも。バスセンターに引き返して高速バス乗り場に行くと、かなりの待ち人。これが全部空港に向かう人だったら、乗れないかも~と心配していたら、各方面への高速バスが次々入ってきて、ごっそり減っていった。ので、ほどほどの乗車率となった。

空港到着は大体一時間半前。手荷物検査を済ませ、定番過ぎる土産を買ってから、ラウンジへ。かなり狭かったので、出発前は立ち客が出るほどの混雑。羽田ではブリッジに着けてくれたので、一本早いバスに間に合った。首都高から常磐道に入る手前で、老夫婦が千葉ゆきと乗り間違えたことが判明。ひえ~よりにもよって、つくばゆきに乗ってしまうとは、なんたる不運。結局、高速を降りて最初のバス停で、東京ゆき最終バスに乗り換えることになる。そのバス停で降りる人が案内を申し出たし、最終バスも少し遅めだったようなので、無事に乗れた模様。こちらまではらはらしてしまった(^^;