2004/01/12(月)

宮古島にはバス会社が2つあって島内各地を結んでいるが、どうも生活路線といった感じで、あまり観光向けではないようである。空港や港にはバスは乗り入れておらず、市内にもバスターミナルはなく、市街地のはずれにあるそれぞれの会社の営業所から発着している。島内一周の乗合観光バスもなく、さりとて自転車で巡るには島が大きすぎる。という訳で主要観光地のほとんどがタクシーかレンタカーでないと行くことが出来ないのである。それでも池間島までならバスが何本も乗り入れていて、幸い営業所も宿の近くだったので、早起きして訪れることにした。

最初は早めにチェックアウトしようかと思ったのだけど、朝食時間内に戻って来られることが判明したので、部屋に荷物を置いたままで早朝の外出ということにする。午前7時前だというのに、外に出たらまだ真っ暗だった。沖縄は日の入りが遅いということは、日の出も遅いということだったんだね。始発のバスに乗ったら、他の乗客は一人だけだった。未明の集落を抜け、薄明かりの砂糖黍畑を通り、両側から海が迫れば宮古島の北の端。池間島とは池間大橋で結ばれている。横たわる海はコバルトグリーン。今日も空は雲に覆われていて、朝の光は弱くても、十分綺麗な色。

池間大橋

とりあえず終点の漁協前で降りて、橋を撮影するべく港のはずれまで行ってみたら、思いっきり突堤が視界を遮っていた(T_T) 漁協前に引き返して、バス道を辿って池間大橋の袂に出る。風は強く潮の流れもかなり早い。高台からは遠く八重干瀬(やびし)という大規模珊瑚礁が見えるとのことだったが、干潮と満潮の間ぐらいで、視界もあまり良くなかったので、波の砕け方でその辺りに珊瑚礁があるのが確認出来た程度。

バスで宿に戻って、遅めの朝食。チェックアウトしてからタクシーで空港に向かう。予報通り雨が降り出した。空港カウンターで振替にトライ。だめなら荷物を預けて宮古パラダイスでも行く心積もりだったが、乗り継ぎ便も含めて空席があったので、午前中に島を出ることにした。折角来たのにさっさと帰るのは勿体ない気がしないでもなかったが、次の便は午後5時までなくて、それだと今夜中につくばには辿り着けないし、天気も良くないからね。

荷物になるので土産は那覇空港で買うことにしていたが、一応売店を見て歩く。おや、どこかで見たような虎のマークの入った泡盛が。その名も「美(ちゅ)ら虎」。これも某球団に因んだ商品らしい。さる情報筋によると福島県でも優勝セールを行っていたようだが、沖縄でも関連泡盛を作っていたとは(驚) ロビーでノートパソコンを広げて時間待ち。登場案内があったので機内に移動したが、手荷物検査場混雑のため、出発が5分遅れる。

那覇空港では一旦外に出て、ターミナル内で昼食。こないだ来た時には満員で入れなかった郷土料理の店に入って、そばとチャンプルーとジューシーの定食を注文。買い物を済ませてからセキュリティーエリアに戻って時間待ち。さすがの連休最終日は、午後3時前の便でも満席御礼。機体上昇中に仮眠。今日は本土も天気が良くないようで、ずっと雲の上を航行。

羽田のターミナルで少し休憩してから、バス乗り場へ行くと、声を掛けられてびっくり。つくば出張に向かう途中の元の職場の人達だった。バスも満席で発車。