2004/03/05(金)

少しでも時間を有効に利用しようと、9時前の飛行機を予約してしまったが、路線バスの始発と列車を乗り継いでも、ぎりぎりのところで間に合わない。ので空港ゆき高速バスの始発に乗ることにした。ということで5時に目覚ましをセットしたが、プレッシャーで4時過ぎには目が覚めたのでそのまま活動開始。家を出ると外はまだ真っ暗け。気温も氷点下3℃くらい。

外が明るくなったのは常磐道に入ってから。さすがにこの時間だと首都高の渋滞もそれほどではなかったので、空港には7時過ぎに到着。空港内で時間つぶしに無線LANでネットしていると、途中でやたらと重くなってきて、ついには繋がらなくなってしまった。パソコンを再起動してもログイン情報が中途半端に残っているみたいで、状況は改善しない。結局ブラウザの履歴に残っていたログイン画面を呼び出してからログインしなおしたら、さくさく繋がるようになった。

時間が来たので搭乗口に向かうと、オーバーブッキングのボランティアを募集していた。おおっと、修学旅行の高校生一行も。さらに超割設定日だもんね(^^; 飛行機へはバスでの案内。離陸まで時間が掛かったようだが、睡眠時間の絶対量が不足していたので、気が付いたらシートベルトサインが消灯していた(笑) 三浦半島、芦ノ湖、富士山を眺めながら静岡上空に出たところで進路を転じると、陸から離れてしまう。南西諸島あたりから島伝いに航行するが、島影は雲に隠されている。那覇の手前で低空飛行に入ると懐かしの青い海。定刻より半時間遅れで那覇に到着。

沖縄料理セット

とにかく空腹だったので空港で昼食を取る。ゴーヤーチャンプルーと沖縄そばとジューシーは定番過ぎるけれど、美味しいんだもの(^o^) 荷物をロッカーに預け、空港ターミナル外の阿壇の木に挨拶してから、モノレールでバスターミナルに移動。今日中に行ってこれる海はどこだろうと時刻表を見上げる。う~む、さすがに名護や宜野湾は無理だろうなぁ。知念も難しそう。直行便で割と本数も出ていて~ということで行き先は糸満に決定。

バスターミナルを出たバスは、市街地の中を巡り巡って~おやっ、なんでモノレールが見えてくるんだ? あれれ、これだとさっき走ってたところとかなり近くないかい。うわぁ、バスターミナルに戻ってしまった。6の字運転だったのね。知っていたら2度目に停まるバス停から乗っていたのに(T_T) てゆーか「糸満へは道路反対側の旭橋バス停から」と案内して欲しかったなぁ... とはいえ沿道でいろいろ花を見ることが出来たから、決して無駄だった訳ではないのだが。ようやくバスは糸満に向けて快走~と思いきや、今度はモノレールの駅を逆に辿りだした。これで空港まで経由したら大笑いだなぁと思ってたら、さすがに途中で南に進路を取った。それでも結局、空港から糸満へはモノレール一つ目の赤嶺駅で乗り換えるのが最短であることが判明した。結果的に1時間以上余計に掛かったことになるのかな(^_^;

峠を越え、豊見城を経由してから糸満へ。終点のバスターミナルが海辺であることを確認していたので、降りてから海を目指して歩く。う~ん、やっぱり市街地だから期待していたような景色ではなかった。せめて防波堤がなければもう少し眺望が得られたのだけど、歩いて港の外側に出るには遠すぎる。港内の水質も本土に比べればずっと良くて、わずかながら珊瑚も見られたが、さすがに離島のように“港の中でさえ驚くほどの綺麗さ”ではなかった。が、それでも沖合の海は青く煌めき、歩き回っているうちに汗ばむくらいの陽気だった。自動販売機でさんぴん茶(沖縄のジャスミンティー)を買って飲むのも、いとをかし:-)

ぶくぶく茶

バスで那覇に戻り、今度はバスターミナルに最初に停車した時に下車。さきほどバスから見た花を撮影して歩いて、国際通りに出る。前に来たのは6年前で、夕方のことだったから記憶とはちょっと違う印象だった。「わしたショップ」の本店を見付けたので、迷わずに入ってみる。銀座店を知ってしまったので、ここから持って帰りたくなる食材はなかったが、2階には喫茶室があって、おぉ、泡茶(ぶくぶく茶)がメニューに載っているではないか! 機内ビデオで紹介されていたのを見てからずっと憧れだったんだよね。豆ベースなので香ばしくて、泡のなめらかさと相まって、美味じゃぁ~(^o^)

店を出て駅に戻る前に国際通りを撮影しようとしたら、街路樹にジャカランダの札が掛かっているのに気が付く。イペーやモモイロノウゼンなどに混じって植えられているので、どうやらノウゼンカズラ科ばかりを集めている模様。近くにもジャカランダのような葉をした並木が多くあったが、ぱっと見が酷似しているマメ科のカエンボクもの方かなぁ。

モノレールで空港に戻り、ターミナルで取った夕食は、沖縄本島3度目にして初のタコライス。おーこれも美味だぁ(^o^) 荷物を取り出し、土産を買ってから搭乗口へ。今夜の行き先は発達した低気圧の接近で荒れ模様になり、短期予報だと11ミリの雨となっていたのでちょいと不安だったけど、特に何のコメントもなしに搭乗開始。長崎上空からは雲の中の飛行となり、時折雷の閃光が。勿論機体は揺れまくる。ここまで激しいのは久しぶりかな。到着便の混雑のため、上空待機もあったが、少し遅れながらも福岡空港に到着。降っていたのは小雨だったので幾分拍子抜け。

地下鉄に乗って博多駅で下車。宿に向かって歩くも、一向に見付からない。う~ん、この辺りのはずなのだけど。あ、工事中で外壁がシートにすっぽりと覆われていんだ。危うく気付かないところだった。折角博多に来たのだから、元気があれば屋台でラーメンをとか考えていたのだけど、疲れているのでチェックインしてとっとと就寝。