2004/10/11(月)

宿を出て両毛線で出発。予定は家を出る前に調べて、時刻をファイルにしてPDAに入れておいたので、複雑な乗り継ぎも楽々。桐生で降りたらわたらせ渓谷鐵道は隣のホームからの発車だったが、Suica利用だったのでまたしても改札を出なくてはならない。一日乗車券を購入してからホームに戻って、列車に乗り込む。途中駅でも人が乗ってきたので、2両編成はほぼ満席。ワンマンカーだが、沿線の観光案内をしたり、ジョークを飛ばしたり、民謡を歌ったりと、乗客サービスに余念のない運転手だった。社名の通り、渡良瀬川沿いに走ること1時間と少しで通洞に到着。

足尾銅山観光

駅から徒歩10分足らずで、足尾銅山観光の入り口へ。長い歴史を持つ鉱山は既に閉山となっているが、坑道の入り口付近が見学コースになっている。トロッコ列車で坑道に入り、ところどころで体を屈めながらコースを辿る。各時代の採鉱風景や銅の採掘から精錬までの解説、江戸時代の貨幣鋳造工程などを順に見学すると、1時間を要した。駅に戻って高崎で買っておいた「峠の釜飯」をベンチで食べる。

わたらせ渓谷鐵道

通常の観光客ならこのまま桐生方面に引き返して、途中の温泉にでも立ち寄るところだが、今回最大の目的は乗りつぶしなので、終点の間藤(まとう)まで行って折り返す。帰りも途中から満席になったが、疲れが出たのか途中で眠ってしまった。相老で下車して東武に乗り換える。ここでも他の乗客は皆、浅草ゆき特急に乗ったが、終点まで行かねばならない“使命”があるので、一人反対方向に一駅進んで、上毛電鉄との接続駅でもある赤城へ。ここから始発の特急でようやく帰路につく。これで群馬県内の全路線に乗ったことになる。台風が来なければ栃木県も全線乗車していたはずだが、それはまたの機会に。