2004/12/12(日)

宿をチェックアウトして、タクシーで空港入り。荷物をロッカーに預けてから、自動チェックイン機を使おうとしたら、カウンターに行くように指示が出た。折角他社のカードを見せずに手続きを済ませようとしたのに(汗) 搭乗手続きカウンターに行くと、発券カウンターに行くように言われ、そこで航空券を手にすると今度はさっきとは別の専用搭乗手続きカウンターに行けとのこと。RACはJTAのさらに子会社という特殊事情があるにせよ、こんな小さな空港で“たらい回し”されるとは(^^; 久しぶりに手にした“国際線サイズ”の航空券は、路線名の印刷された搭乗券(鉄道で言う硬券に相当!?)と交換になり、座席番号のシールが添付された。各便に1シートを使うので、アナログでも空席が一目で分かるという仕組みなんやね。

39人乗りの飛行機は宮古空港からわずか25分の旅程である。あまりの短さに、シートベルトサインが消える暇もなく着陸態勢に入ってしまうため、デジタルカメラは始終使うことが出来ない。昨夜から天気が崩れて海は雲に覆われているが、プロペラ機は飛行高度が低いせいか、雲よりも下を飛んでいたので、珊瑚を各所に秘めた青い海をとくと眺めることが出来た。

多良間島は宮古島と石垣島のほぼ中間に位置する島で、全体が平たくて丸い珊瑚礁で出来ている。今年開業したばかりの新空港は、島の南西部に位置する。空港から村営バスで北部の集落に出て、今日も自転車で島内一周観光。まずは外周を辿ることにする。

八重山遠見台より

前泊港、普天間港、廃止になった旧空港、多良間漁港、新空港、と回っていくと、あちこちで遠浅の珊瑚の青い海や、アダンの深い緑、そして白い砂浜や奇岩を目にすることが出来る。ふるさと海浜公園からは内陸に向かい、少し坂を登ってふるさと民俗学習館へ。残念ながら臨時休館だったので、近くにあるはずの八重山遠見台に行こうとしたが、道がよく判らない。地図のあるところに戻って、別な山道に入り直したらコンクリートの塔の足元に出た。階段を昇れば文字通り360度の展望。島の最高地点に立つ塔なので、視界を遮り物は何もない。ぐるっと見渡すと全方向に海岸線があり、丸い島の形を実感。向こうに見える水納(みんな)島にもいつか行ってみたいな。

シュガーガー(塩川井戸)、フクギ並木や塩川御嶽、抱護林など集落周辺を見て回ったところで、バスの時間となった。小さな島でも、のんびり回ったらそれなりに時間を要するので、結局昼食は持参した携行食だけで済ませることになった。昼から風が強くなってきたので少し心配だったが、宮古島からの飛行機は何事もなかったかのように定刻にやって来た。折り返しの便は定刻5分前にドアクローズしたので、宮古空港にも早めの到着。これ幸いと荷物をロッカーから取り出し、本来はMCT(最低乗継時間)を満たしていない、一本前の那覇ゆきに振り替えて貰った。さすがに那覇からの乗り継ぎ便は満席だったので、荷物は預けないままとりあえず搭乗口に向かう。

ポケモンツリー

那覇に到着後、すぐに空席待ち整理券を貰ってから、空港内で夕食。空席はかなり出たようで、名前を呼ばれてその場で手荷物を預け、搭乗してみたらピカチュウジャンボだった。水平飛行中も何度か揺れたが、羽田にはほぼ定刻通りの到着。営業終了直前の2階ロビーはがらんとしていて、ポケンモンツリーが一際目立った。ターミナル直結のホテルにチェックインして、とっとと就寝。