2004/12/11(土)

宿を出て港まで歩くと、突然の驟雨。空が明るいまま降ったので、すぐに止んだ。高速艇に乗り込んで伊良部島の佐良浜港で下船。前回と同じ店で自転車を借りようとしたら、パンクしていて貸出中止とのこと。え~~~っ! 近所には他に店がないのに、どないすんねん~と慌てたところで仕方がない。手元のガイドブックによると、もう一軒の貸し自転車は島の反対側。数少ないバスは出た後だったので、タクシーで佐和田浜に向かう。こちらの店で借りることが出来たので一安心。昼過ぎまで前回と同じコースを辿る予定だったが、佐和田浜からの出発に変更。

下地島空港

まずは下地島空港へ。前回は強い風に見舞われた滑走路脇の道も、今回は風向きも違ったので進みやすい。先端までゆくと、目も覚めるような海の色。やはり天気が良いとひときわ鮮やかだし、タクシーの運転手が今の時間帯が最も綺麗な色、と言ったのも頷ける。これでジャンボ機の訓練でもやっていれば最高なんだけど、そうはうまくいくはずもない(^^; 滑走路の西側の海は白砂が透けて見えるので、また違った美しさ。

渡口の浜

通り池、帯岩、中の島海岸を経て、渡口の浜へ。こちらも期待した以上の美しさだった。真っ白な砂浜と、真っ青な空。そして珊瑚海独特の青緑色の水。どんなに写真を撮っても、いつまで眺めても飽き足らないが、空腹だったので浜辺の店でそばと天ぷらで昼食(笑)

食後で向かい風だとペダルを漕ぐのも重く感じる。伊良部島の南側を回って、牧山展望台へ。前回はなかなかたどり着けなかったが、2回目ともなると迷うことはない。ここから見下ろす海の色も、滑走路や渡口の浜とはまた違う美しさ。それに今回は天気が良くて、午後だから逆光にもなっていない。ヤマトプー大岩は下から眺めただけで通過し、港に降りずに高台にある佐良浜の集落を通り抜ける。ここから先は前回パスしたところで、道の果てにあるのが鯖置井戸。水道が整備される前は集落の唯一の水源で、断崖に刻まれた階段を下りて水を毎日汲みに行っていたというから、大変な話。

集落に戻って、急坂を越えると島一周道路になる。フナウサギバナタ、白鳥崎と島北部を辿って行くと、時折下地島方向に機影を見掛けた。ネットでスケジュールを確認したら、ここしばらくは訓練がないことになっていたはずだが、予定変更になったのか臨時訓練なのだろうか。タッチアンドゴーを繰り返しているのか、遠くから何度か目撃する。一度は離陸体勢から急カーブを描いて着陸していた。まだしばらく訓練を続けているようなら再び滑走路まで行こうかと思っていたが、佐和田浜に着いてみるともう見掛けなくなったということは、本日分は終了らしい。そのまま自転車を返して、タクシーで佐良浜港に戻り、高速艇で平良港に帰着。

夜は居酒屋で郷土料理三昧。ジーマミ豆腐やスクガラス豆腐から、ヒラヤーチ(沖縄風お好み焼き)にソーミンチャンプルー、そして色鮮やかな魚イラブチャー(ナンヨウブダイ)にまで挑戦。泡盛も一合飲んでしまったが、泡盛にしては度数が低かったので、心配していたほどは酔わなかった。