2005/04/15(金)

予定よりも早く目が覚めたので、一本早いバスで羽田入り。前の便のスーパーシートの空席待ちをかけてみたら、なんとか空席が回って来たので、「お花ジャンボ」に搭乗。食事を済ませるといつものように熟睡。

那覇到着後、乗り継ぎ便の搭乗手続きをしてさっさと荷物を預け、軽い昼食を済ませてから「ゆいレール」の駅へ。折角時間が出来たのだから、空港で過ごすのは勿体ないということで~おおっと、一日乗車券が値下がりしていて、3回乗れば元が取れるようになっているではないか。でも今回は単純往復だから、通常の乗車券を購入。県庁前で降りて国際通りに向かうつもりだったが、改札を出たところにあった地図を見て行き先を変更。そうだった。まだ波の上に行っていなかったんだっけ。

福州園

海岸の方に歩いていくと、中国風の建築物が突如出現。あれれ、こんなところに観光名所なんてあったっけ? 「福州園」という名前で、とりあえず入ってみると、中は紛うことなき中国庭園。解説によると、福州市との友好都市締結10周年/那覇市市制施行70周年を記念して作られたので、完成は90年代とのこと。てなわけで建物はまだ新しいけれど、異国情緒たっぷりな庭園をしばし散策。

波の上ビーチ

海岸に行き当たったところで、海沿いに少し歩くと「波の上橋」となり、そこから「波の上ビーチ」と「波の上宮」が見下ろせる。何故「波の上」に反応するかといえば、某歌手の曲名だからに他ならなかったりする(笑) 既に海開きしているので、泳いでいる人達もいる。橋からビーチには直接降りられないので、もと来た道を引き返して公園内を横切る。砂浜、展望台、神社と巡ったところで、駅に引き返して空港に戻る。

那覇から乗り継いだのは、琉球エアコミューターの39人乗りダッシュ8。搭乗率は半分くらい。高気圧の縁で低い雲の上を飛ぶことになったが、もとより航路上には陸地が全くない。約一時間で着陸態勢に入り、旋回して雲の下に出るとそこは島の上空。しかしその島から遠ざかったまま旋回もせず飛び続けるので、あれれ~っと思っていたら、次の島が見えてきた。さっきのは隣の島だったんだね(^^;~と思う間に北大東空港に着陸。

今日は降らない予報だったはずなのに、外に出ると雨。預けていた荷物を受け取ってから、迎えのバスに乗って、宿に向かう。大東島は北も南も、プレートに乗って沈みゆく島の上に堆積した珊瑚礁が隆起して出来たので、ちょうど臼歯(奥歯)のような形をしている。即ち、中央部が窪んでいて、周囲が切り立った崖となっている。このため上陸が容易ではなかったことから、人が住み始めてからまだ百年しか経っていない。車はその窪んだ中央部を抜けて、宿に到着。2階建てのロの字型の建物や中庭には水が循環し、角には展望台もあるというちょっと変った施設。思わず写真を撮りたくなるような(笑)

大東諸島は文字通り絶海の孤島で、テレビや電話も衛星を利用している。それゆえ番組は関東ローカルとなるので、明日の大東地方の天気は「全国の天気」で確認するしかない。それに続く「各地の天気」で留守宅の気温が確認出来たりする。携帯電話もDoCoMoの第2世代のみしか使えないが、自分の持っている機種なので、iモードもダイヤルアップ接続もノープロブレム。

大東諸島を最初に開拓したのは八丈島出身者だったため、八丈島と沖縄が混じり合った独特の文化を有する。その一つが夕食に出た「大東寿司」。これはサワラやマグロの醤油漬けを使ったもので、八丈島の「島寿司」に似ている。ただし八丈ではカラシを使うのに対して、こちらはワサビを使用。明日に備えて早々に就寝。