2005/06/19(日)

早めに宿を出て、近鉄で桑名に出る。ここから乗り換える北勢線は近鉄の路線だった頃に一度乗っているが、一旦廃止が決まった後、地元の三岐鉄道が経営を引き受けて再出発となった。このため再び乗りつぶしの対象となったのである。桑名駅前のバス乗り場の片隅に、北勢線の始発駅「西桑名」がある。実際には桑名駅の南東に位置するが、桑名駅の辺りは本来の桑名の市街からすると西に相当することから付いた名前である。線路幅は762mmで、「76」と"narrow"に引っかけて、「ナローゲージ」と呼ばれているが、新幹線などの標準軌(1435mm)の半分の幅しかないので、車両もとても小さく見える。

三岐鉄道北勢線

終点の阿下喜(あげき)までの所要時間は約1時間。以前は近くの三岐鉄道の駅まで歩いて行ったが、今日は20分後の列車で折り返し。駅前には発掘された転車台(ターンテーブル)や蒸気機関車や、乗車可能な模型など、ちょっとした鉄道公園になっていた。紫陽花祭りも開催中だったようだが、時間が来たのでそのまま西桑名に引き返す。
名古屋に戻って、空港ゆき快速特急の指定券を購入してから、百貨店で早めの食事。名古屋ゆぅたら、みそカツだがや。単に「トンカツ」というメニューでも、名古屋ではまず間違いなく味噌だれである。名鉄の駅は「新名古屋」を名乗っていたが、中部国際空港開業を機に、「名鉄名古屋」に改称している。ホームに入線する時に特急車が警笛代わりに鳴らす「ミュージックホーン」が名物だが、最新の「ミュースカイ」にもちゃんと装備されていた(^o^)

空港に到着して、早速ターミナルビルの4階「スカイタウン」に行ってみると、案の定、食堂はどこも行列が出来ていた。通路を挟んで和風の「ちょうちん横町」と洋風の「レンガ通り」に分かれているが、米系コーヒー店が何故か「ちょうちん横町」側にあって、店構えだけが和風になっていた。その「ちょうちん横町」の奥にあるのが、日本初の滑走路が見える展望風呂。開港直後は入場制限を行うほどの混雑だったらしいが、さすがに物見遊山客が一段落したのか、待たずに入ることが出来た。

セントレア

一休みしたところで、お決まりの展望デッキへ。ここは金網ではなくてワイヤが狭い間隔で張られているだけなので、撮影の自由度はかなり大きい。国内線と国際線のターミナルが隣り合っていて、デッキはその間を貫くピアの上に位置している。ボーディングブリッジはラピート(南海の空港特急)みたいなコバルトブルーに塗りたくられていて、国内線側には丁度、青い飛行機が5機並んでいたものだから、なかなかの壮観である。Fokkerの離陸を見送ってから、真下に降りてみると、ガーデンやギャラリーになっていた。コンパクトで機能的な構造をしているので、見学は思ったほど掛からなかった。手荷物検査を受け、売店で土産を購入。名古屋ゆぅたら、の第3弾は、ういろうに決まっとるでよぉ。

Fokkerで成田に戻り、ターミナルで夕食を取ってから、バスで帰宅。もしかしなくても、ずっと乗り物に乗りっぱなしの週末だったような気がする(^o^;)