2005/09/11(日)

特急「スーパーおき」で鳥取を出る。新型車両だから速いのなのんって、通路を歩く客に足元を気を付けるようアナウンスをするくらい。ロングレールではないから、ジョイント通過音がひっきりなしに鳴り響く。そしてあっという間に倉吉に到着。

赤瓦・白壁土蔵

倉吉の本来の市街地は駅から離れているので、バスで移動。「赤瓦・白壁土蔵(明治町)」というバス停で下車して、その名の元となった白壁土蔵群を散策。今日は一日中雨の予報だったのに、雨どころか日が射してかなり暑かったが、打吹公園にも足を伸ばしてみる。十年前に訪れた時は丁度名物のツツジが満開だったが、今は夏の緑。市街地に戻って鉄道記念館を見学。20年以上前に廃止になった旧国鉄倉吉線の資料館で、展示は写真が中心。倉吉駅から倉吉市街を通ってその先まで線路が延びていたことは知っていたが、関金よりもさらに奥まで走っていたとは。

昼前になったところで、「土蔵そば」で昼食。しっかりと食べ応えのある麺だった。バスの時間までまだだいぶあったので、古い家を利用した喫茶店「窓の庭」で休憩。店主の話によると、倉吉が赤瓦・白壁の街として売り出すようになったのは5年くらい前とのこと。どうりで十年前に来た時にはそういう話は聞かなかったはずだ。勿論、現在の白壁土蔵群の核となるべき建物はずっと残っていた訳だが、街並みとして整備して観光客用の店を集めたりしたのが最近ということ。この辺りの事情は、小樽のガラスや長浜の黒壁と同様ということかな。

バスで関金温泉まで出て、「湯命館」を利用。そのままのんびりしていてもよかったのだが、頑張れば三朝温泉にも行けるということが判ったので、滞在1時間足らずで倉吉駅に引き返して、三朝温泉ゆきのバスに乗り継ぐ。

三徳川

夕方近くなると、さすがに雨が降り出した。「菩薩の湯」はバス停にあまりにも近すぎて、すぐにそれとは気付かなかった。温泉街は三徳川沿いにあるが、バス停のすぐ近くの橋のたもとには「河原風呂」がある。バス停のコインロッカーに荷物を預ければ利用できないこともなかったが、天気もあまり良くないのでパスして、温泉街を散策。それでも時間が余ってしまって、待合所で1時間くらいぼーっとして過ごす。もう少し時間があれば三徳山にも行けたのかもしれないけれど、この天気ではね。ようやくやって来た空港連絡バスで鳥取空港まで直行。日も暮れて東郷池の夕陽や反対側の虹、日本海の漁り火も車窓から見えたが、写真に撮るのはまず無理なので記憶に焼き付けることにする。

空港の売店で二十世紀梨6個入りを売っていたので、思わず買って帰りたくなったけれど、さすがに重いのでやめておいた。空港内のレストランでは残念ながら郷土料理はなかったが、搭乗前に食べる時間と場所があって助かった。羽田からモノレールもTXも快速に乗れたので、1時間半でつくばに到着。改札前のコンビニで買い物をするつもりだったのに、22時閉店だったので、しかたなくバスセンターの反対側まで寄り道。