2006/03/05(日)

冬場の沖縄はどんよりしていることが多いので、昨日の晴天だけでも十分ラッキーだと思っていたが、今日も天気が良いとなっては宿でゆっくりなんてしていられない。8時過ぎに離島桟橋に行って、小浜島のサイクリングコースを申し込む。朝のこの時間帯は八重山各地に向かう観光客でごった返していて、指定された乗船場にも団体客が待っていたが、ほとんどは西表島ゆきで、少し遅れてやって来た小浜島ゆきは拍子抜けするほど空いていた。やっぱり観光の定番は西表スタートなのかな。

小浜島を訪れるのは3年ぶりの2度目になる。前回は4島巡りツアーとして小型バスで島内をさっと巡っただけので、今回は自転車でじっくりと~と行きたいところだが飛行機と船の時間の都合もあるので、滞在時間は3時間と少し。それでも自分のペースで好きなところを回ることが出来るはずである。乗船場前にある店で自転車を借りて、まずは島の中心部にある最高地点を目指す。坂道を上りながら時々後ろを振り返ると、逆光に煌めく海と港が見える。地図の案内に従って自転車で行けるところまで行って、ひたすら階段を上れば大岳(うふだき)の展望台。晴れた日には八重山の島々が見渡せるとの能書き通り、波照間島以外の近隣の島々は一通り確認出来た。ただし展望台の屋根と柱が邪魔をして、360度が一度に見渡せないのがちょっと残念。

展望台から降りて再び自転車に乗り、アカヤ崎近くの「ちゅらさん展望台」へ。ここは前回訪れた時はまだ工事中だったが、その名の通り某局連ドラの舞台となった「和也の木」とヨナラ水道を見下ろす場所にある。様々な濃淡の色合いを見せる海は、晴天下では一際美しい。

ヨナラ水道

一旦本集落の近くまで行ってから、南西に伸びる細崎(くばざき)をひた走る。先端にある漁港の脇にはヨナラ水道に面した砂浜があって、前回訪れた時の印象が強かったので、晴天ならば是非もう一度訪れたくて小浜島を選んだのである。やはり海が目の前に広がる方が、展望台よりも迫力を感じる。マンタの通り道となっているヨナラ水道は、潮の流れがはっきりと分かるほどである。その奥にある西表島は、丁度両腕を広げた範囲に広がっている。時間を気にしながらも心ゆくまで景色を堪能。

シュガーロード

帰りにマングローブ林の近くまで寄り道してから、本集落に入る。もうあまり時間が残っていなかったので、少しだけ家並みを撮影してからシュガーロードを目指す。サトウキビ畑の中を真っ直ぐ伸びる道だけれど、ちょうど刈り入れが終わった後だったので、ただの草地にしか見えなかったりするが、それでも印象的な風景には違いない。

港に戻って自転車を返却して、石垣島ゆきの船に乗る。離島桟橋は艀が不足しているのか、舳先からの下船となった。ガイドブックによると今年の夏から桟橋はすぐ近くに移動することになっているが、その予定地には大きな乗船場が2つ用意されているので、今の人と船の混雑状況は解消されるのだろう。小浜島では食事をする時間がなかったので、行きつけの店その2に直行して、ゴーヤーチャンプルーと八重山そばのセットで遅めの昼食。足早に土産物店をハシゴしてから、空港ゆきのバスに乗車。

搭乗手続きを済ませて荷物を預けてから、一昨日到着した際に見掛けた展望デッキに行ってみる。結界もとい他社側にあったため、今までそんな施設があることにすら気付かなかった。あまり広くはなかったが、すぐ手前に駐機しているスーパードルフィン(B737-500)を撮影することが出来た。前の便の搭乗が終わってから検査場を抜けて搭乗待合室へ。飛行機の到着が遅れるため出発も少し遅れとのことだったが、乗り継ぎ時間は十分にあるので大丈夫。一昨日は短距離ながらもバス連絡になっていたので驚いたが、今日はさらにターミナルに近かったので、さすがに搭乗は徒歩連絡だった。

那覇空港では一旦外に出て、かなり早めだけれどもう一つの沖縄料理であるタコライスを食べてから、買い物を済ませる。いつものようにラウンジ内は混雑していたので早めに搭乗ゲートに行ってみたら、到着機遅れのため30分以上遅れるとのことだったorz やって来た黄色い機体はピカチュウジャンボ。搭乗予定の子供たちが大喜びだったのは言うまでもない。

普段の旅行よりも荷物が多かったので、羽田からはぎりぎり間に合った9時前のバスに乗って帰宅。やっぱりつくばはまだ吐く息が白かった。