2006/05/12(金)

家を出るのが少し遅くなって快速には座れなかったので、直後に発車する区間快速を利用。そのため羽田に到着したのは、出発時刻の40分前。とりあえずガイドブックだけ購入してから、慌ただしく搭乗。午前中は雲が少なかったので、猪苗代湖や鳥海山をはっきりと見ることが出来た。

きりたんぽ鍋

秋田空港から連絡バスで秋田駅に出る。まずは田沢湖線(秋田新幹線)の指定を取ったら約1時間後だったので、ちょうど昼食向きのタイミング。駅ビル内の食堂できりたんぽ鍋を注文。

ずっと以前に特急「たざわ」として乗った時は、進行方向が変わる大曲で乗客が一斉に座席の向きを変えていたのだけれど、「こまち」は秋田駅出発時には全ての座席が逆向きにセットされていた。確かに東京-秋田間のうち逆向きになるのはほんの一部ということになるが、今日の乗車区間は田沢湖までなので、半分以上が逆向きということになってしまった(^^; 寝不足続きで眠かったけれど、乗り過ごしても困るので起きたまま約1時間で田沢湖駅に到着。駅前からバスで田沢湖畔に向かい、レストハウスで自転車を借りる。

田沢湖外周道路に沿って進むと、予想外にまだ桜が咲き残っていたので、暫しの花見。湖岸にあるかえる石を見てから再び自転車で進む。道路が急坂になったところで湖岸間際に迂回する自転車専用道が分かれていたが、さらに山側の集落への道に入って暫く走ると、「思い出の潟分校」の木造校舎が見えてくる。30年前に廃校になった分校を、内部は当時のまま公開しているもので、木の机はどことなく懐かしい。

ミズバショウ

分校を後にして、坂を越えてさらに進むと、大沢水芭蕉園地。小さな群生地で盛りは少し過ぎていたものの、これだけの数を間近で見るのは久しぶりのこと。ただ残念だったのが、写しやすい場所になかなか状態の良い花がなかったこと。もとより丈が低いしね。元来た道を辿って湖岸に戻るつもりだったけれど、すぐ近くに湖面が見えていたので、そのまま先に進んでみたらすぐに湖岸の道路に合流。思ったより時間が過ぎてしまったので、先を急ごうとしたけれど、道中カタクリやキクザキイチゲが咲いていたため、なかなか道程は捗らない(^o^;)

辰子の像

それでも店の営業時間の都合上、可能な限り急ぎながら湖畔を周り、有名な「辰子の像」のある潟尻地区へ。15年ぶりに対面した金色の像は、記憶にある通りだった。まだ天気が崩れていないので遠く冠雪した駒ヶ岳が見えるが、空が雲に覆われていたため湖はそれほど青く見えなかった。

そうこうしているうちに、レストハウスを出発してから2時間が経過してしまったので、さらにペースを上げて湖の北側を走る。途中の御座石神社の山側には辰子伝説縁の地があるとのことだったけれど、時間がないので今回はパス。発電所、蓬莱松経由でレストハウスに戻ったのは刻限ぎりぎりの3時間後。ロッカーに預けた荷物を取り出して時刻表を見たら、次のバスまで1時間弱。それなら軽く食事でもしようかなと思ったら、この辺りはどこも店じまいで、どうにか閉店間際の店で名物のみそたんぽを一串買って食べる。風が冷たくなってきたので、風除けのあるベンチでメールチェックしたりしながらバスが来るのを待つ。

ようやくやって来たバスに乗って、駒ヶ岳の中腹に入り、田沢湖高原温泉の宿にチェックイン。温泉に入った後は、とにもかくにも疲れていたので普段より相当早く就寝。