2006/06/09(金)

発車10分前でも朝の快速は満席だったので、つくばエクスプレスでは初のかぶりつき。次の区間快速なら勿論座れたのだけれど、秋葉原到着が快速の20分後だからね。南流山あたりまではずっと、駅に停車する前後を除いて、時速110キロが続く。都心側はさすがにカーブが多く、通貨制限が掛かる場所が多かった。秋葉原でJRに乗り継ぐと、京浜東北線が運転を見合わせているとのことだったが、すぐに再開したのでそちらに乗車。浜松町ではモノレールを一本見送り、次の列車で座って行く。

カウンターでスーパーシートに変更してから、ターミナルで用事を済ませて搭乗待合室へ。バス連絡だったので1階のゲートに降りると、使用する機材に落雷があったため、急遽機材を交換するため、出発が少し遅れるとのこと。そして一部の乗客は座席番号が変更になるとのことで、もしやと思っていたらやはり呼び出しがあった。スーパーシートのない機材になったため、一般席に再度変更。まぁ仕方がないかと思いつつ、スーパーシートだと出たはずの機内食がないということに気が付いたので、慌てて最寄りの売店で軽食を調達してから連絡バスに乗る。搭乗予定の機体には「全日空」「ANK」「Air Japan」の3つの社名があったので、もしやと思えばやはり国際線用機材だった。前方座席はビジネスクラスシートなので、これはこれでラッキーだったかも。

定刻より30分遅れて到着した根室中標津空港の天候は曇りで、気温は12℃。飛行機を降りる時にとりあえず持参したセーターを着ておく。連絡バスに乗っていると、車窓の風景を写真に撮りたかったことが度々あったけれども、曇りだったしバスだとかなり揺れるので、記憶に留めることで我慢しておこう。それにしても根室の街は遠い。所要時間といい料金といい羽田-つくば間と良い勝負(笑) 途中眠りに落ちながら、1時間40分で根室駅前に到着。

納沙布岬

空はどんよりと曇っていたけれど、明日は雨が降る予報だったので、今日のうちに納沙布岬まで行くことにして、窓口で往復割引券を購入。バスターミナル内は禁煙ではなかったので、すぐ近くの根室駅の待合室でバスの時間を待つ。夕方前だったので乗客の数は多かったが、市街地を出ると次第に減っていく。歯舞集落では日本一遅いと言われる桜がようやく咲き始めていた。40分で納沙布岬に着いてバスを降りたら、寒いのなんのって。風が強い分、体感温度は街中よりも確実に低い。とにかくじっとしていられないので、暖かい缶コーヒーをカイロ代わりに、小走りで灯台を目指す。前回訪れたのは9年前で、この辺りの記憶もおぼろになっていたが、さすがに灯台だけは覚えていた。視界がそれほど良くないので国後までは見えなかったが、近場の歯舞諸島は幾つか確認することが出来た。バスで聞いた話だと、昨日は霧で何も見えなかったそうだから、これでも運が良かった方なのだろう。そういえば前回来た時はどうだったっけ。なんだか視界が悪かったような記憶があるような、ないような。

バス停近くにいつの間にやら展望タワーが出来ていたけれど、今日みたいな日に上ってもあまり視界も得られないだろうし、次のバスに乗らなかったら1時間以上待たねばならなかったので、今回はパスして、明るいうちに根室駅前に戻る。駅周辺でどこか食べるところはないかな~と歩いているだけでもかなり寒かったので、さっさと宿に入って持参した軽食で済ませる。