2006/07/31(月)

グランプラス

今日はブリュッセル中央駅(Gare Centrale/Centraal Station)で降りて、市内散策。まずはグラン・プラス(Grand Place)を目指すが、路地が入り組んでいて場所が判りにくい。地図を見ても基準となるべき駅は地下だったりするし。どうやら思ってた方角とは違う方に来てしまったみたいだけど、軌道修正して広場の南側に出る。入口の建物にあるセルクラースの像(Everard t'Serclaes)は触れる人に幸運をもたらすという言い伝えがあるので、一応触れておく。「大きな広場」を意味するグラン・プラスは、壮麗な建物に取り囲まれた広場。市庁舎(Hôtel de Ville)や王の家(Maison de Roi)の内部は公開されているが、今日は休館日なので外から眺めるだけ。広場を出て少し南に歩くと、“最長老のブリュッセル市民”との異名を持つ小便小僧(Manneken Pis)の像がある。世界中から贈られた衣装のコレクションが王の家にあるらしいが、今日はたまたまなのか何も着ていなかった。

駅の反対側に出て、ロワイヤル広場(Place Royale)へ。近くにある楽器博物館(Musée des Instruments de Musique)はアールヌーヴォー建築で、中も見学したかったけれど残念ながらここも月曜休館。今日は隣の王立美術館(Musées Royaux des Beaux-Arts)も、あちこち休館なので、昨日のうちにブルージュに行っておくという選択肢もあったのだけど、そうすると今度は鐘楼に上ることが出来なくなるからね。ノートルダム・デュ・サブロン教会(Eglise Notre-Dame du Sablon)の荘厳なステンドグラスを見学してから、最高裁判所(Palais de Justice)前の広場へ。この辺りは高台になっていて、ブリュッセルの市街地を見下ろすことが出来る。

ワッフル

王宮(Palais Royal)まで戻って、ブリュッセル公園(Parc de Bruxelles)内を少し歩いてから、グラン・プラスに戻る。今度は判りやすい道を辿ったので大丈夫とゆーか、市庁舎の塔を目印にすれば迷うこともなかったんだね(汗) 広場の南側にある老舗菓子店「ダンドワ(Dandoy)」に入り、2階の喫茶室でワッフルを食べる。日本で「ベルギーワッフル」というとリエージュ風の楕円形で粒砂糖が入ったものが多いけれど、ブリュッセルのワッフルは長方形で粒砂糖は入っていない。因みに日本で「ゴーフル」というと別の菓子になってしまうけど、本来はフランス語でワッフルのことだったりする。

今度は駅と反対側に歩いて、聖カトリーヌ教会(Eglise Sainte-Catherine)や、城壁の名残である黒い塔(La Tour Noire)を見学。近くには昔は河岸だった広場もある。再び駅の方に戻って、王室ゆかりのサン・ミッシェル大聖堂(Cathédrale Saint-Michel)へ。建物も壮大だけれど、小高くなっている入口からの見晴らしも良い。朝のうちは曇っていたのがちょうど晴れてきたところだし。

凱旋門

徒歩で行けるところは大体回ったので、一日乗車券を買って地下鉄の乗って、凱旋門(L'Arc de Triomphe)へ。展望台に上るエレベーターがあるとガイドブックにはあったのだけど、それらしきものは見当たらないので、地下鉄を乗り継いで植物園(Jardin Botanique)へ。大きな温室が印象的で、庭園も整備されている。向こう側にも続いているみたいだけれど、とにかく暑かったのでパス。陽射しが強く、温室の中が暑いは当然としても、地下鉄の駅や車内も冷房などないのでかなり暑い。それでももう一度乗車して中央駅に戻り、風格のある商店街ギャルリー・サン・チュベール(Galerie St. Hubert)をそぞろ歩いて、グラン・プラスへ。ノイハウスやゴディヴァといった有名チョコレート店ものぞいてみたけれど、今買ってもこうも暑いと日本に帰る前に溶けてしまいそうだなぁや。

広場に面した店で早めの夕食。フランドル風カルボナード(Carbonnades à la Flamande)と折角なので地元のビールを注文。ジャガイモはフライかボイルかと聞かれたのでフライと答えたら、山のように出て来た。そういえばこれも名物だったっけ。明日の出発が早いので、今日も早めに宿に引き上げる。