2006/11/18(土)

搭乗手続き後に機材変更があったけれど、改札機で朱書印字された座席は元と同じ席番だった。今日は富士山の北側を通るコースだったので、離陸時に新宿の高層ビル群が確認出来た。紅葉と冠雪の南アルプスを越えると、雲が多くなってきた。

尾道ラーメン

広島空港からバスで三原に出て、山陽本線で尾道へ。2年前と同じく自転車を借りてしまなみ海道を走るつもりで旅程を組んだのだけど、明日は雨の予報で、降水確率が0のはずの今日でさえ既に空はどんよりしているので、プランBを発動して通常の観光に切り替える。まずはハリウッドの手形ならぬ足形が並ぶ商店街を抜け、尾道ラーメンの「朱華園」へ。早めの時間に行ったつもりでも、人気の店には既に行列。中華そばに入っているのは揚げ玉ではなく、背脂だったと後で知る。2年前に駅前の店で食べた時とは異なる独特の味。

西園寺

和菓子屋で間食を調達してから、古寺めぐりコースを浄土寺から辿る。山裾に点在する寺を結んで石畳の道が整備されているが、「坂の町」尾道だけあって起伏のある道は曲がり角が多く、車道を横切った先が急に細くなっていたりするので、時々順路を見失いそうになる。刻々と移り変わる景色を楽しみながら歩いていると、降らないはずの雨が降り出して次第に強くなったため、あまり写真を撮ることが出来なかった。

駅近くの持光寺まで巡ったところで、商店街に見付けた古い銭湯を改装した喫茶店で休憩。雨が相変わらず降り続く中、駅に戻ってショッピングセンターに立ち寄ってから、因島に向かう路線バスに乗る。自転車だとしまなみ海道のうち、尾道と向島の間は渡し船を利用することになっているので、バスで橋を渡れば真にコンプリートしたことになるのだろうかと思いつつ、路線バスが通るのは新尾道大橋の隣の尾道大橋の方だったりする。向島に入るまで道路はずっと混んでいたのでバスは遅れ気味で、因島大橋バス停に着いた時には7分遅れ。尾道から今治への直通バスは廃止になったので、ここで福山からの高速バスを待つことになるが、定刻では3分前に来ることになっている。もしかして次のバスを1時間近く待つことになるのだろうかと少々不安になったが、乗る予定のバスが15分以上遅れて到着したので大丈夫だった。

しまなみ海道の高速道路が全通したので、高速バスは集落に立ち寄らず、高速道路のバス停に停車するようになっている。ただし大三島と伯方島だけは、那覇-名護間の高速バスと同様、一旦インターチェンジの外に出て、一般道との接続部に設けられたバス停に立ち寄ってからすぐに高速道路に戻ることになっている。暗闇に浮かぶ島々の灯りに2年前に見た風景の記憶を重ねながら、斜張橋3段重ね(?)の来島海峡大橋を渡り、四国に入ったところで高速を降りる。今治駅まで下車して宿にチェックインしてから、近くのイタリアンなファミレスで夕食。大手チェーンでもないのに、Edyが使えるのには驚いた。