2007/05/02(水)

明け方の雷雨の後も小雨がずっと降り続き、9時を過ぎてもまだ降っていたけれど、空の明るさからすると天気はそのうち回復するのだろう~ということで宿を出てMRTに乗車。南北線のアン・モ・キオ(Ang Mo Kio)駅で下車して、ガイドブックの指示に従ってバス乗り場に行ったら、乗ろうとしている系統番号がなかった。最近出来たバスターミナルからの発車になっていたんだね。番号を見付けて列に並び、程なくやって来たバスに乗車。現金の場合は運転手に行き先を告げて料金を前払いすることになっているが、お釣りは出ないことになっている。ガイドブックにもそう書いてあったけれど、“10ドル札とかを出しても両替出来ないから注意”くらいの意味かと思っていたら、本当にお釣りが出ないのでびっくり。つまりはぴったりの額を持っていなければ、余分に支払うしかないということ。それで運賃が1ドル単位とか端数がないならまだしも、初乗り0.9ドルからの0.2ドル刻み。今はチャージ式のICカードが普及しているので、地元の人は困らないのだろうけど、それ以前は毎回乗る前に用意していたのか、あるいは元々運賃が安いので少々多めに払うのがごく当たり前のことだったのだろうか。

シンガポール動物園

バスはニュータウンを抜けて自然保護区に入り、30分弱の乗車でシンガポール動物園(Singapore Zoo)に到着。昨夜訪れたナイトサファリとは敷地が隣接しているので、バス停や駐車場は共通。入場券を買って中に入ると、今日は平日だからか子供の団体が多かった。オープンシステムの先駆けの園内に檻はなく、サファリのように自然に近い環境。緑も豊かで、気が付けば動物より植物の写真ばかり撮っていたりして。マレーバクやバビルサ、ホワイトタイガーなどを見てから中央地区にあるカフェで昼食。軽く済ませるつもりが、勢いでチキンのニョニャカレーのセットを注文してしまった。

園内の木々を伝うオランウータンに遭遇してから、シマウマやキリンなどのいるアフリカ地区へ。熱帯植物のプランテーションに続いて、熱帯雨林を再現した放し飼い温室(Fragile Forest)を順に見学。ここまでで予想以上に時間が過ぎていたので、近くの乗り場からトラムに乗って、他の地区を通過して中央地区に戻る。時間があれば少し離れた場所にあるマンダイ蘭園にも行くつもりだったけれど、動物園を出てバスに乗って駅に戻り、MRTに乗って市内中心部へ。

ラッフルズホテル

120年の歴史を誇るラッフルズホテル(Raffles Hotel)の本館1階の「ティフィン・ルーム」(Tiffin Room)で、予約していたハイティーは3時半からの開始。ビュッフェスタイルで、イギリスの伝統的なスコーンやサンドイッチに加え、餃子や玉子タルトなど点心の具もあるのがシンガポール流。デザートもイギリスのケーキやアイスクリームに加えて、ニョニャ菓子も。紅茶は減り次第注ぎ足してくれるし、テーブルに用意されたミルクは勿論たっぷりと。料理は順番待ちの行列が絶えなかったので、早めに来て正解だったかも。名物カクテル「シンガポールスリング」の注文を聞きに来たので、一緒に頼む。本当はこの後発祥の「ロングバー」(Long Bar)に行って飲むつもりだったのだけど、この方が手っ取り早いしレシピは一緒だろうから。ゆったりとした一時を過ごした後は、ホテルのアーケードに行って、博物館を見学。

シンガポール夜景

折角なので市内の夜景も見ておこうといっても、日没までは2時間近くあったので、近くのインターネットカフェで時間つぶしをしてから、シンガポール川まで歩く。暮れかかるクラーク・キーからボート・キーを経て、マーライオンパークに到着したのは日没の少し前。30分近く滞在して夕景から夜景に移りゆく様を見る。明かりが点る高層ビルを背景にしたマーライオンは、光に照らされて昼間とは違った表情。一通り写真を撮ったら宿に戻って、今日は早めに就寝。