2007/09/22(土)

パンダシュー

そして今日は、朝一番のバスで成田入り。近場とはいえ、間一日で海外に出掛けるのは、やっぱりちょっとハードだったかな(^^; 欧州線より少し出発が早いので、ラウンジで一息ついて、パソコンで情報収集しているうちに、もう搭乗時刻。予約時点ではB767-300だった使用機材がB777-300に変更になり、座席指定は最前方のままだったので、シートはNewStyleのファーストクラス(^o^) 所謂FのC解放ということで、サービスはビジネスクラスと同じだけれど、短距離とはいえ那覇よりも遠いのだから、快適なシートというのは非常に有難い。機内サービス時のCAさんのエプロンは、例のパンダ柄。機内食のデザートもパンダを模したシュークリーム。機体の塗装までパンダというのは午後便の方だけれど、午前便も機内は合わせてあるんだね。食後はシートをベッドにして少し仮眠してから、機内プログラム「とっさの中国語」を視聴。あれ、講師の先生がNHKラジオと同じ~って、これは教育テレビの番組だったっけ。

成田から3時間半のフライトで北京首都国際机場(Beijing shoudu guoji jichang)に到着。入国審査の後、荷物を受け取り、税関を通って到着ロビーへ。タクシーに乗り込み、中国語で行き先を告げたら、何も聞き返されないので通じたのかな~と思いきや、暫くしてから何か聞いてくる運転手。あー、もしかして、ホテルの場所を知らないってことなのかな。英語は通じないみたいだし、こちらもラジオで数ヶ月勉強しただけの付け焼き刃なので、ガイドブックの地図に印を付けて「這児(ここ)!」と言うのが精一杯。それで分かって貰えたようで、高速道路で北京市内に入り、目的のホテルに無事到着。外資系ホテルのフロントでは、さすがに英語が通じるので有難い。

部屋で少し休んでから行動開始。北京の銀座とも言うべき歩行者天国、王府井(Wangfujing)を経由して、東長安街(Dongchang'anjie)に出ると、まるで名古屋の100メートル道路のような広い道幅で、両側に大きなビルが建ち並んでいる。ガイドブックを頼りにバス停を探し出す。バス停には時刻表こそなかったものの、停車する系統の全停留所と運賃が掲載されているので、欧米よりは分かりやすい。足元の乗車位置も系統別になっていた。カードを持っている場合は運転席横の機械にかざすようになっているが、現金で払う場合は車掌から乗車券を買うことになっている。行き先や枚数を聞かれる場合もあるらしいが、均一区間内を走る系統だったので、1元札を出すだけでOK。それにしても運賃が1元(約16円)というのは、タクシーの値段と比較しても相当安いんでないかい。今回は終点まで乗るから問題ないけれど、そういえば降りる時はどうするのかと車内を見回してもボタン類は見当たらない。どうやら電車のように、全てのバス停でドアを開けるようになっているらしい。電光掲示で次のバス停名が出るので、降り損なう心配はなさそうだ。

天壇祈年殿

ビルや工事中区画、そして古い下町の風景を見ながら南に進んで、終点の天壇南門(Tiantan Nanmen)で下車。天壇は明や清の皇帝が五穀豊穣を祈った場所で、円形の祈年殿(Qiniandian)は北京を代表する建物の一つである。各施設の入場は午後5時までとなっていたので、観光客でごった返す圜丘(Yanqiu)、皇穹宇(Huangqiongyu)を足早に見学してから、祈年殿に進む。カラフルな装飾は青い空に良く映えているが、そろそろ日没の時間が近付いている。もう少しここで待てば夕陽と一緒の写真が撮れるだろうか~と思いつつ、まだ30分以上は待たなくてはならないので、庭園を経由して西門から外に出る。

帰りのバスはかなり混雑していたけれど、乗降客が結構入れ替わったので、目的のバス停で降りることが出来た。王府井を歩いて宿の近くにある店で夕食を取るつもりだったが、店が入っているホテルごと改装中になっていた。第2候補の店も同じホテルだったりする。第3候補は四川料理になってしまが、初日からそれだとかなりヘビーなので、外食は諦めて携行食で済ませる。